以前も、「ふ○○○介護」に批判的なことを書いたことがあります
先日また朝のテレビで紹介されてました
「その後…」っていうような紹介の仕方で
途中で見るのをやめたのでVTRの後、スタジオでどんな話が展開したのかは知りません
VTRの中では講談師である介護者が介護のことを講談してました
りんごを食べている時に「これはなんだ?」と聞かれ「リンゴだよ」と言うと
「そうか、おいしいな…。じゃ、これはなんだ?」とリンゴの反対側半分を見せて聞くので
わどと「バナナだよ」と言うと
「そうかバナナかおいしいな」と答えた
認知症には嘘も方便が通用するんですよ!
その辺が家族介護者は下手なんですよ
……って。
申し訳ないけど私この時「何様?」と思いました
ご自分はとても上手介護してるのよ…と言いたいのかしら?
介護中の私がこの講談をライブで聞いてたら腹が立ったんじゃないかと思うけど
みなさん楽しそうに聞いてた
この方が介護している舅さんは90歳で、認知症と体の麻痺があり寝たきり
身体介護は大変だとおもうけど、認知症に関しては
VTRを見た感じだと、アルツなどの認知症ではなく「年齢相応のボケ」の感じが強く思えた
コミュニケーションも出来るし、ユーモアも解する、反応もいい
もちろん、いろいろと細かいところで困った言動はあると思う
それでも、アルツハイマー型やらレビー小体型やら前頭葉なんたらかんたら…やら
あるいは若年性認知症とは違うように見えた
「嘘も方便、適度なごまかし」
ビゴ母はかなりそれが効くようになっている
だけど初期~中期の最初は、しっかりしている分それが逆効果になることは多い
さらにいえば
ある程度進行していても、嘘、ごまかしがまったく通用しない認知症ある
……ということをこの方は承知だろうか?
それに…
「嘘も方便で介護してる」と介護者が介護関係専門家に言ったとしよう
すると…中には
「ダメダメ。認知症は何もわからないわけじゃないんだから」
と、そんなふうに言われることだってある
(母の頭の中をわって見てみたいと言ったら、そんなことしちゃダメ…と真顔で説教した保健師がいた)
サイドバーに紹介している本の中に
面会に来た家族が帰るとき、「買い物に行ってくる」などと嘘も方便で対応することがあるが
それは間違い
そういう時は、カレンダーの前に行き、「次は、この日に来てくれる」と話すが一番ヨイとあった
偽りの理由を言うのはその場を丸くおさめ安心させるため
カレンダーの前に行き次の面会日を伝えるのも認知症者が納得し安心するならヨイこと
どちらが正しい?
以前、ビゴ母に「オトーサン(故人)、いつ帰ってくるの?」と聞かれた時には
「パチンコしてるんじゃないの」と答えた
その時はこれで丸く収まった
だけど、もしかすると、「どこのパチンコ屋?」なんて追求されることもあるかもしれないし
迎えに行ってくる…などと言う場合もあるかもしれない
初期の頃、祖父母のことを聞かれて、葬儀も済んだよ…と言ったときには
「私の知らないうちに勝手に葬儀をした」と怒られた
もちろん母も出席している
親族で撮った写真を見せたら考えこんでしまった
リンゴを食べながらこれはなんだと聞き、バナナど答えても納得する認知症者は、言葉は悪いが、扱い安い
90半ばで亡くなった祖父の晩年がそんな感じだった
だけどアルツの母は…
目の前のモノが何なのかわからなくても「これ何?」と聞かない(私は聞かれことがない)
黙ってそのモノの突起物を見つけて引っこ抜いたり、無理にこじ開けたり
とんでもないところに持っていったり、しまい込んだり……
いわゆる問題行動といわれる方向にまっしぐら!
もしくは…
何か聞かれた時に、嘘も方便でテキトーに当たり障りないことを言った場合に
「何を言ってるの!ヘンなことを言ってる」とこちらに向かって来ることだってある
ビゴ母の場合以前はこういう傾向があったけど、今は進行して和らいだ
が、タイプによっては進行してもそういう部分が色濃く残る人もいる
認知症って難しい。○○である…なんて断定出来ないし
○○介護をすれば上手くいくなんて簡単に言ってもいけないんだよ
家族三人+ヘルパーで介護し
月20万の年金のうち10万を介護費用に充てているふ○○○介護さんの介護環境は
恵まれているほうだろうと思う
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ぶつくさ言いながら・・・むかついた!
TV番組のプロデゥサーの技量もないと
あちこちに不快感ありでした
検察のシナリオ同様に 介護は楽しい
介護はこんな工夫でうまく出来るっていうシナリオに合うように番組つくり?なの
所詮 今自分が向き合っている段階での
haw to物のようにあーだーこうだーって言ってるわけで、狭い成功?部分体験を普遍化するようなシナリオが透けて見える
何の役にも立たないと思うけど・・・最も
介護の浅い人々にはそうなんだーとインパクト
あるのかも知れないけれどね
人間丸ごとそれもアルツの認知者を抱える事は
複雑怪奇そのものですから・・・人間そのものの本質がそうですから
一筋縄では行かないし、猫の目のように変わるのですから 今日も母にとっては意味と目的ある行動も私にとってはすべて問題行動
腕を縛っておきたいと思わず叫びました
今が一番多動の時期で1秒も トイレも 洗面も目を離すことのできないような
恐怖の1日でした
以前にも書いたかもしれないですが、十分な
経済力があれば、お手伝いさんでも2-3人雇いゆっくりしてみたいわ。
私はさそり座の女です。 笑
介護者をラクにしようという思いで作っている?
こうすれば楽しくなる、らくになる…というのだから、そういう観点なんだと思うけど、見ていてそうはならない。
そんな画一的なものでないことを私たちは知っている。
真実は一つ「ラクな介護など存在しない」ということです。
フツーに…ね。
これこれこういう周辺症状があり、対応AだとBが起こり、対応CするとDが起きたりするんだよ…と。
被介護者によっていろいろだから、介護者は慣れるまで試行錯誤の繰り返し。
これが効くなんてのはナイのだと。
介護者は多いに悩んで苦しんで吠えて叫んで泣いて……我慢はするなと、そう言ってくれればそれだでも救いだと思うんだけど。
なぜか世の中、よりよい介護をしなきゃダメだと言うのだ。
賢い介護生活で、介護もしてるけど自分の゛いかつも楽しんでいるのよ~~と、そんな介護者にならなくてはならないみたいな…。
もう少し肩の力抜いて、ダラダラ介護させてほしいワ
そうですか、♪いいえ私は、サソリ座の女~~でしたか(^◇^;)