火曜日、母はまた不機嫌に帰ってきた。担当はあの若いオニーチャンだ。(二十歳そこそこかと見えたけど、二十代半ばかしら)
送迎代金はいくらかと怒って聞いてる母……ムムッ。
思わず口ごもるオニーチャン。利用者の中にはお金がかかると聞くと「もう行かない」という人もいるので、彼が、なんと答えたものか…と戸惑った気持ちは分かる。私もどうやってこの場を切り抜けたらいいんだろう…って考えた。
でも、とっさの嘘っていうのなかなか出ません。
彼が帰った後、母はひとしきり文句を言っていた。彼が嫌いらしい。
母曰く「車の中で料金を聞いたらニタニタ笑ってるだけ。だから、じゃ、タダでいいのねと言うと、そんなわけにはいかないと言う」。
どこまで真実かは分からないけど、彼とのやりとり、彼の態度がカチンと来るのだろう。
すぐに忘れるけれど、その翌日、ヘルパーに「若い男の子に追いかけられた」と涙ながらに語っていた……イヤな思いが作り話に結びついたのだと思う。
新しいデイサービスに行きだして二週間。問題の彼の送迎は三回、そのうち二回が不機嫌な帰還…。
まだ慣れていないということで様子を見るしかないかな。
そのうち、彼と母の間にラポールの形成(信頼関係)ってのが出来るだろうか?
送迎代金はいくらかと怒って聞いてる母……ムムッ。
思わず口ごもるオニーチャン。利用者の中にはお金がかかると聞くと「もう行かない」という人もいるので、彼が、なんと答えたものか…と戸惑った気持ちは分かる。私もどうやってこの場を切り抜けたらいいんだろう…って考えた。
でも、とっさの嘘っていうのなかなか出ません。
彼が帰った後、母はひとしきり文句を言っていた。彼が嫌いらしい。
母曰く「車の中で料金を聞いたらニタニタ笑ってるだけ。だから、じゃ、タダでいいのねと言うと、そんなわけにはいかないと言う」。
どこまで真実かは分からないけど、彼とのやりとり、彼の態度がカチンと来るのだろう。
すぐに忘れるけれど、その翌日、ヘルパーに「若い男の子に追いかけられた」と涙ながらに語っていた……イヤな思いが作り話に結びついたのだと思う。
新しいデイサービスに行きだして二週間。問題の彼の送迎は三回、そのうち二回が不機嫌な帰還…。
まだ慣れていないということで様子を見るしかないかな。
そのうち、彼と母の間にラポールの形成(信頼関係)ってのが出来るだろうか?
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