観楓会でした

母の通うデイサービスを運営するＫ苑全体の観楓会が日曜日にホテルで開催された。

観楓会って北海道だけの催しらしいけど、やってることは秋の忘年会みたいなもの。

参加費用一人1000円、お食事はそれなり。高齢者にあっているとは思わないけど………まあ、いいか？！
大樹町産のクリームチーズのアイスクリームはおいしかった

同じテーブルについたジイサマは、あと２年で100歳だと豪語する(ホントは８０代)。そして、いきなり「○○子！」と呼び捨てにされ、(酔ってなくてもこの調子らしい)二次会に行ったら１００万やるだのなんだの……(それにしてもいつの間に私の名前を覚えたのか。もちろん母のことも○○子と呼び捨て)
この方は認知症なの？健常者に見える…。
この方がもしデイの利用者だと知らなかったら「なんだ、このシジイ」とおもってしまうに違いない
母もだんだん怒りモードになるし、会にも飽きてしまって不機嫌

帰りはデパートにより「お菓子フェスティバル」で買い物。十勝のお菓子やさんがあつまるイベント。日曜だったしさすがに混んでいた。
母がおかしなことを売り子さんに質問し始め…フォロー不能…サッサと買い終えて喫茶店へ

座ったとたんに何かが変わった。母は私を「先生」と呼び、注文した品物も食べない。(遠慮？)おかげさまで(？)パフェ二人前いただきました… (￣◇￣;) ハゥー
じや、帰ろう～となると今度は「先生、どうぞお先に」と動かない。しばし待つ。
このまま帰らなかったらどうしよう～なんて思いが湧く。１対１だと、こういう時に気分を変えるのが難しい。
やっと動いてくれたら、器をこのままにして帰れない…としつこい。周りのお客がジロジロと見る。レジに行けば、お金払ったからもういいのよ…といっても、申し訳なくて帰れない…とレジのオジサンに訴える。
ああ～～～。

この間友達と電話で話したとき「外食しようと思うけど億劫で…」といった私に
友人が「外食出来るの？」と聞いた。
瞬間、外食の困難さを一言でどう説明しよう？と思った。
つまり、手が不自由ではないし、咀嚼出来ないのでも、飲み込めないのでもないから外食は出来るけど、↑のようなことが起きることを想像すると億劫になる感覚。

今回は「食べない、帰らない」だったけど、この間は、「食べている途中で早く帰らなくっちゃ」だった。
その他、お店の人などに、バカ丁寧で、言わなくていいこと言ったり質問したり…これが疲れる。

お店を出てからもしばらくは妄想が続いた。
地下に降りて夕食の買い物をしているうちに気分は変わったらしく無事に帰って参りました。

観楓会でもほとんど食べなかった母たけど、家ではおやつも食事もパクパク。

外では何か気持ちが落ち着かないのか、それとも遠慮の気持ちになるのか、なかなか食べなくなってしまった。

デイから最近「食欲が出てよく食べるようになりましたね」と言われても「？」な私だったけど、デイでもこれまでは落ち着いて食べられなかったのかな？

今回は思いっきり、私一人で母を連れて遠出するのは無理だ…と認識した一日でした。疲れました