いくつかの介護経験を経て得た介護術が「ふまじめ介護」ということなんでしょう
でも、ごく普通に在宅介護をなさっている感じで
ただ、タイトルに「ふまじめ」という
「介護」とはかけ離れたイメージの言葉をつけたことか目新しい
……という印象
ご本人が「認知症には嘘も方便が通用するんですね~」と言ってたけど
認知症介護家族にしてみれば、そんなことは分かってるし毎日やってる
ご本人と被介護者であるお舅さんのやりとりで
司会者が「介護の話でこんなにスタジオが笑ったのは初めて」と言ってたけど
わりと明るい認知症を介護してると、笑える小ネタなんていくらでもある
だけど
それと同じくらい、いえ、その倍?!困ったネタが山ほどあるんだよ
ふまじめ…それを手抜きと言い換えれば
在宅介護者は、みんなそこそこに手抜きしてるよ、多分
ただ
明日になってお手伝いさんが来るなら
「面倒だから知らんぷり、明日お手伝いさんにまかせちゃおう」って出来るけど
多くの場合、明日になってもお手伝いさんは来ないから
「面倒だから知らんぷりしたいけど、そうしたら明日、私がやる」のが現実
だから、手抜き出来ないこともたくさんあるんだよ
この方は、娘さんと旦那さんと三人で介護しているというし
お舅さんは月20万の年金が入りそのうち10万を介護に使っているという
介護環境としては恵まれているよね
(お舅さんは、認知症は進んでいるというものの、会話も成立、反応もいい)
結局……思うんだけど…
○○すれば介護はラクになる…とか、○○と考えることで××出来る…とか
そういうことは、介護○年、被介護者も進行によって変化し
介護者もコツをつかみ、慣れたから言えるコトだって
でも、介護経験を積んだから「ラクラク」と言えるほど介護は簡単じゃないよ
明るく、笑って…介護者の気の持ちよう、やり方次第で介護はどうにでもなる
というような本が増え、オンエアも増えた
それは、介護者へのエールなの?
でも、こういう傾向の報道ってマズくないの?
介護者次第でどうにかなるなら制度は見直さなくていいという流れにならないの
数年前は、「美談的感動介護話」が主流だった介護関係本
今は「明るいラクラク介護話」が主流
介護本にも流行があるってことか……なーんか、違う気がするんだけど……
以下のことにも注意してほしい。
介護にかかわる役所や、それと連携する社会福祉関係(社会福祉協・介護の包括支援センター・介護施設)団体、あるいはそれに連携強化する防犯団体(老人ク・PTA・防犯110番など)は、外からの杓子定規の「道徳目線」で介護者(被介護認知症者ではなく)を<裁断>する。
大声を出そうものなら、即DV(暴力)と判定されて、上の役所ほかが即監視と尾行の体勢に入る。
で、外出時にはずーっと付回される。事態は、介護問題を通り越して介護者の「基本的人権」にかかわり、ずっと深刻だ。
だいたいが、なんでも「権力」が個人レベルまでしゃしゃり出る(干渉)傾向が問題。
この取締り主義に、そういう思潮に同調する宗教団体(道徳押付け傾向)が積極的に関与して来ている。つまり、子供老人110番運動への積極的推進。
手抜きも指弾されるかも。暴言はDVだそうだ。グループホームの管理者の入所者への対応の「ねちっこさ」(TV放映)は、何か勘違いの「介護観」だ。鬱的な状態になったら五月蝿く働きかけないで、わしだったら入所者の自然回復力にまかせて、ほっておく(遠くから見守る)。
でもだんだん腹が立ってきて途中でチャンネル変えちゃった!
あれを観て不愉快に感じた在宅介護者の方、結構いるような気がするなぁ。
番組に抗議メールしてる人もいるのではないかと思いましたよ。
あのお爺さん、ちょっと観ただけで判断するのは難しいけれど、可愛げのあるタイプでしたよね。だから漫談調に持っていけるのかも。
最近のうちの母はそれとはまるっきり正反対、不機嫌な感情ばかり増えてきたので、とてもじゃないけど見習えないわ~。
問題のすり替え…確かにそういう感じがしてきました、最近の傾向。
被介護者への支援から、介護者への支援へと視点が移ってきた…と思っていたんですが、それが、だんだん、個人の心得次第でどうにでもなるもの…って流れになっていきそうで危険な感じがしてきました。
>大声を出そうものなら、即DV(暴力)と判定されて、上の役所ほかが即監視と尾行の体勢に入る。
尾行なんてあるんですか?!
確かに、介護虐待を通報するように…ってパンフレットが配布されてます。
私も、思わず怒鳴った時に、近所の人に通報されるのかな…なんて考えます。
毎日介護していれば、キツイ物言いをすることだって、思わず引っ張った手に力が入ったり、そんなこといくらでもあるのに、それを虐待と言われ、
手抜きしろだの、ガンバルなだの言いながら、ホントにそうしたら、介護放棄と言われるんですよね。
鬱的状態になったとき、余計なことをせず時間の経過を待つのは一つの方法です。
介護の世界では、そんなとき不安を取りのぞいてあげましょう…とか、寄り添って…とか言うんですけど、それが相手には煩わしいケースもあると、私も思います。
あの方にとってはベストな介護で、一つの方法で、それを伝えたいとか、そういう気持もあるんだろうけど……
介護環境も、被介護者の状態もみんな違うし、ああいうの見せられて
「なるほど」と思う介護者っているんだろうか?って気が私はする。
メインに介護してない人は、「こうしたらいいってTVで言ってたわよ」なんて言いそうだけど。
世の中の介護者の大半が、ああいうのやめてほしいと思っているのに…………。
周りの人から、「こうすれば楽しく介護出来るんですってよ」なんて言われて追い込まれる介護者がいないことを願うばかり。
ワシの場合、母が違う認知症+不治の病。
或る時母が食事についてお茶を飲もうとしたら、ふら~と後ろに倒れ(椅子は背もたれ無し)、そのまま椅子から落ちて後ろにある茶箪笥の上半分の出っ張りに後頭部をぶつけてしまいました。
これで意識不明に。救急車を読んだら遅いのでワシは焦りまくり、一刻でも早く運びたい一心で、床に寝たままの母(アタマの下に小座布団を入れ)を玄関先まで引きずっていきました。
しばらくたって(裏に消防があるのに遅いのなんの)、来た退員がなんて言ったと思います?「あなた…」と何回も、その後の言葉を出さない。
ワシ「何だ!言いたいことがあったら早く言え!」と怒鳴る。それでも無言。脇の別の隊員がぼそっと「それはいいじゃないか」。
意味が分からんかった。あとで考えたら(医者・看護婦・消防の対応状況を勘案して)、なーんとワシがDVしたので倒れたと、思い込んでいた!
このくやしいこと。ワシは、母にお茶を入れ、さぁ飲んでと言ってから、後ろ向きで台所でポットにお湯を入れていた最中だった、のだ。
ワシが会話や言い争いもなしに、いきなり後頭部を殴る、と思いますか?いくらなんでもおかしいじゃありませんか。そこまで疑う?
入院担当医者女はどーもDVではないようだ、と看護婦に言っていたが(ワシの面前で!)、外来担当の医者や看護婦は偏見をもって疑ったまま。合計4回も状況をしつこく訊いた。消防を入れると6回か。ワシはまるで犯人で、取り調べ状態だった。
以前からの経緯があって、公安とともに別のストーカー(集団)が監視尾行しているから(理由は長くなるから省く)、無理矢理病院側に公安らが「吹き込んだ」結果と思われる。
病院にも付きまとって来たし、診察室にもストーカーの婆さんが忍び込んで、ワシの抗議でつまみ出された。
その後、社会福祉協や「包括支援センター」・防犯メンバーが名入り車両で公然と監視・尾行し出した。省略。
ブログもあるけど、なじまないと思うのでURLは書きません。
問題が拡散するのだが、自民で親権を取り上げる法案をまとめる意向のようだが、これなぞ「上から(行政が)」私的領域を「裁断」する方向だろうと思う。
そんなの、行政がいつも必ず正しい、とどうして言えます?しかも、ある恣意的意図が行政側に存在したら、それは弾圧の手段として使われるおそれがある。
(隣りマンション壁まで2mほどだから聞こえる)
カベ女(壁に貼付盗聴)「説得してる!説得してる!」(同室男に)
くそである。色眼鏡とはこのこと。そう、思い込みたいわけですな。こんなのが「でっち上げ」の温床になるのです。
警察はでっちあげの製造機です。
はじめてではない…ということで………ハイ、思い出しました!
紙パンツ購入の時のムカムカ事件の記事にコメントくださった「どんぐりさん」ですね(^◇^;)
以前からの経緯で、先入観で見られていということなのですね。
もしかして、介護者が男性だと、それだけで先入観もたれることもあるのかな~~などと考えました。
私だって、一度でも、虐待ではないかと通報なんぞされたら、以後、そのような目で見られてまうんでしょうね。
通報があったら、被介護者の安全を確保する…みたいな言葉を聞いた時、問題はそういうことではないのに……と思ったことを思い出しました。
母と一緒に認知症の祖母の介護をしてきた29歳の男です。
20代の思い出は大方介護ですね~
今、ネットで動画を観ました。
素晴らしい介護をされているのは分かります。
でも、我が家はあんな風には出来なかった。
同じ要介護度で同じ認知症でも全く症状が違います。
とてもじゃないけど祖母を在宅介護してた頃の映像なんて流せないでしょうね。
徘徊・暴力も酷かったですから・・・
在宅介護をしてた頃は介護番組を観ると追い込まれた気分になるから観ませんでした。
事実は事実なんだろうけどああいう事をテレビで流されると、介護自体の負担以外でも外部から圧力が増えるんですよね。
親戚から綺麗なお話を引き合いに出され比べられたり、施設が断る理由に使ったり・・・
綺麗な話や感動する話をされる方達って在宅介護で限界まで追い込まれている家族を見た時、どんな風に思うのか聞いてみたいです。
どうも俺には介護番組やネットなんかで流れている良い話が、何を伝えたいのかがよく分からないんですよね。
症状・家族構成問わず、鼓舞しているだけですからね。
素人を鼓舞するのも結構だけど、それと同時にやる事・言う事があるだろうと思いますがね・・・
20代でお祖母様の介護をなさってきたんですね。
周りの友人たちは自分ことだけ考えて、楽しく生きてる時代だから、いろんな葛藤があったことと思います。
認知症に関してメディアがあれこれ取り上げるようになり、同時に介護事件も多発、介護保険もけして安心出来るものではない…と
表面化してきたら、「介護者救済が必要」という声を聞くようになった…と、ある種の期待を持ちましたが、
最近の、「介護者の気の持ちようでいくらでも介護は楽しく出来る」的主旨のオンエアに、介護者救済など幻想だ…と思い出しました。
これは、純粋に介護者へのエールのつもりなのか?
そうであるなら、方向性が全く違うし、
一般の人たちの介護への恐怖を排除しようとしているのであれば、とても意図的。
美談が言い尽くされたから、目先を変えて明るい介護?
うちの母も、病院のデイケアから追い出されました。
私も介護初心者の頃は何かヒントはないものか…と、本を読んだりTVも見ました。
でも、その後に必ず落ち込んだので
今は、積極的に見ようとはしません。
たまたまTVを見ていたら…というパターンか、ネットで感想が目に入った…という感じ。
大旨、介護未経験の方が、感動している…それが現実ですよね。