母が唐突に
私の手をシュルシュルさすって
「エライ、エライ」と。
なんだこのタイミングは!
その時、私は母の食事介助中。
心の中では盛大なため息をついていた。
『何してるんだろ、毎日毎日……。虚しい、こんなことしてただ時が過ぎていく』
そんなことを悶々と思いながら。
ここ数日、ずっとこんな感じで……ネガティブ思考
そんなときに、母のこの言動
思わず涙がジワジワと…………
偶然にしてもかなり低い確率
だいたい、こんな発言、聞いたことないし。
ふと思う
私の位置からは父の仏壇が正面に見え、この時私は確かに
この風景を父が見ているとしたら何を思うだろ?
なんてことをチラッと思った
父が言わせた?
あの世というものがあるのなら、そんなこともアリか?
いや、やっぱりナイナイ。
あの世があって、父が見ていたとしても、そんな気の利いたことをする人じゃないもの。
あり得ん、あり得ん。
よそ見して、知らんぷりだろ、多分。
まっ、こんなあり得ないタイミングが起きることもあるのですよね
事実は小説より奇なり……ってことで。
認知症って、そういうことよくありますね。
偶然なのかな?と思いながらも、でも、そんなうまく偶然が起こるかな?とも思う。
完全に車椅子になってしまったら、一人での介護は難しいですよね。
訪問介護をたくさん利用出来るのならいいけれども…。
次に出て来る言葉は意味不明になってしまうのですが…。
在宅介護で看てあげたいけど、母は車椅子での生活になってしまいました。
1人での世話はとっても大変で、車の乗り降りも手伝って貰らわないと出来ません。
外泊はもう無理かなぁと思い始めている所です。
いろいろな思いが頭を回っています。
はぁ~。