息子(5才)がブルーハーツにハマり続けており
ブルーハーツの歌詞に関するいろんな質問を投げかけてきます。
「ねぇ、豆腐にぶつかったらどうなるの?」
(by 『ダンス・ナンバー』)
「ねぇ、パンクロックって何? それって優しいの?」
(by 『パンク・ロック』)
「ねぇ、クソッタレって褒め言葉?」
(by『終わらない歌』)
などなど。
突然切り出してくるので
どうおもしろい返しをしようかなあと
ボケてみるんだけど、
子供ってそういうの求めてるんじゃなくて
真面目に質問してるんだよね。。。
妙なボケをかますと普通に流され
もういちど同じ質問をしてきます。
だから真面目に答えようと日々しています。
「ああそうや、パンクロックはほんとうに優しいんや」
「ああそうや、クソッタレはサイテーという意味と、
愛をこめて使う素晴らしい意味と両方ある」
今日は
「ねぇ、どぶねずみってどのへんが美しいの?きれいな色をしてるの?」
と問われました。
ちょっとドキリとしました。
これはほかの質問と違って
すごく大切なことなんじゃないかと思い、
考えました。
「ヒロトが思ってた意味と合ってるかわからんけどね
写真には写らないわけやから
見た目のことじゃなく、
心とか気持ちのことやと思う
ドブっていうのは汚い水の流れで
ドブにいるねずみっていうのはたぶん汚れてる
いろんな目に遭って
もうイヤってくらい汚れて、
たいへんな目にあったネズミは
たいへんな目にあってないネズミより
きっと大変な目にあったひとの気持ちがわかるから
人に優しいんとちがうかなぁ
キレイなだけじゃアカンのと違うかなぁ」
とか真面目に言ってみたら
「俺もさぁー
新しいぬいぐるみより
古くて汚れてるぬいぐるみのほうが
なんか可愛くてさー」
に続き
「ママも汚れたことある?」
と聞いてきたので
汚れるという概念の範囲をどう見積もれば…?
と真面目に考え沈黙していると
「照れるなよ」
・・・・全く照れてません!
脱線してる…
「キミは将来、キレイなだけの女のひとじゃなく
どぶねずみのように美しいひとと結婚しなさいってわけです」
と強引に結んでみました。
「いいよーっ」と無邪気に返事していました。
ブルーハーツ、まるで道徳の教科書のようだ。