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*「魁!!女塾」*

THE GOOD LOVIN’sというバンドでギターを弾いています
京都市在住

価値観

2017年04月17日 | blog

合理性を考慮しないものがなんだか好き
ってのがある。


ともだちのライブを観に行って
ベーシストのKちゃんと
ベースのいろんな話をした。

10年前から知ってるけど
そういう話したのは初めて。


サウンドの話から
ベースの位置(高さ)の話になって

Kちゃんは

「弾きやすさだけでいえば
もっと上のほうが弾きやすいけど
『ベルトのバックルが完全に見える位置』から上げない。

どれだけ弾きにくくても工夫するし
オヤジになっても変えない。」

と言ってた。


それは10代の頃
突然センパイに
立ってみろ、と言われ

「なんやそれ、アカン、
ベルトのバックルが見える位置までストラップを伸ばせ」
と言われた時からのものなんだってさ。



そういう、なんていうのかな。

十代の頃に吸収した何かを
今でも守り抜いていることの、やすらかさっていうか。


合理性や利便性や客観性
そういうものを排除して
なんの根拠にも裏打ちされない、
デメリットもなんのその、
比較検討することなく決定した、
その閉鎖性の中にある自分だけとの約束、みたいなものが
すごく好きだ。

選択肢のなさってのは
時にはものすごくきよらかだ。


種類はちがうけど
私の中にもあるそういうものを
ずーっと守り抜いていきたいなーなんて思う。

こういうのは
例えばうちの母などにいえば
「しょうもな!」と言われることまちがいなしw

でも、誰でもみんなそれぞれ
きっとそういうのがあるよね。