TanteOLのキドアイラク

歌が好き、お料理が好き、食べるの好き、お酒も好き

それぞれの道のプロフェッショナル

2014-10-06 07:30:00 | Life

おはようございます。
昨日は1日中大雨でしたね。
しかも涼しい・・・というか寒いくらい~
・・・っていうか今朝は台風直撃だし~
とりあえずちょっと早くウチを出たら、
意外にスムーズで、いつもより早く会社に着きました~
皆さまご無事で・・・

秋のコンサートシーズン。
週末は、金、土、日と3日連続で、
3人の歌手の方の演奏会を聴きました。
金曜日は、以前から生で聴いてみたかった森麻季さん。
クリアで心地よい響きの声と、美しいステージ姿。
1500人の聴衆全員が彼女のファンになっていました。



土曜日は、大学時代の先輩のスペイン歌曲リサイタル。
(HAKUJUホール)
先輩は、大学を卒業してから出会ったスペイン歌曲に強くひかれ、
単身渡西。
バルセロナでたくさんのスペイン歌曲や民謡、サルスエラを勉強し、
帰国してからは毎年リサイタルを開いて、
スペイン歌曲の魅力をひとすじに伝え続けていらっしゃいます。
もう23年になるそうです。
毎年というわけにはいきませんが、
なるべく聴きにいくようにしています。
私が大学に入学した年に4回生だった先輩。
定期演奏会でラフマニノフの「Vocalise」を歌われたのですが、
歌詞がない曲なのにもかかわらず、
何しろ熱い表現力で、強く印象に残ったのを覚えています。
先輩の魅力は、スペイン歌曲と出会って花開いたんですね。
きっと前世はスペイン人だったに違いない・・・

曲数が少ないわけでもないのに、
すべてご自身の解説つき。
プログラムの構成もさることながら、
曲に対する深い理解、
そして、透明で自由自在な声と熱い表現。
圧巻でした。



そして、昨日は、二期会の研究生時代からの友人のリサイタル。
(王子ホール)
彼女もまた、先輩と似ています。
単身イタリアに渡り、イタリア語をマスターし、
自身の力で道を切り開き、
イタリアでの演奏家資格を取得しています。
王子ホールでの毎年のリサイタルは20年目。
彼女も、すべて自身のわかりやすい解説つきというスタイル。
イタリアオペラのアリアはもちろん、
イタリア古典歌曲、そして、日本歌曲の理解の深さには
襟を正される思いでした。
声のコントロールも素晴らしかったなあ・・・

お2人とも毎年これをやっていらっしゃるのです。
5年準備してもアップアップしている自分が恥ずかしいですね~

ジャンルは違うけれど、
ゆるぎない思いで、それぞれの音楽を表現している・・・
そういう演奏家にならなくてはいけない!!と
強く思ったはいいけど、なれるのかなあ・・・