
テルマエ・ロマエの映画を観てきました!
1巻発売直後に猛プッシュしたのだけれど
ここまでのブレイクはさすがに予想できなかったw
原作の魅力のひとつである古代ローマパートは
豪勢で華美なセットが見応えアリ。
ルシウスが日本へタイムスリップするギャグパートも
1話完結の原作を矢継ぎ早のテンポで編み込んでいるので
お金を払って観に行った客にはとてもお得な気分。
ギャグ作品の実写化って、いかに忠実に映像化できるかが勝負なんだよね。
ただ似せるだけじゃなく、原作の良さを十分に理解して下地を作っているので
「ここが違う!」などというイチャモンが逆にナンセンスになってしまう芯の太さ。
間の取り方や小道具、作中のジイさん達の芝居がからないように指導された演技。
見事に原作の空気を再現できている。
「※ワンダーウェーブ洗浄」まで忠実に再現されては
漫画を知ってる人も知らない人も笑うしかないじゃないか!!!
阿部寛は完全に日本人にしか見えないのだけれど
ジャパンマンガの侘び寂びを表現するにはやはり日本人じゃないとダメだよな。
もちろん演技力については申し分なし。
後半はラテン語を勉強してルシウスと意思疎通できるようになった
上戸彩演じる漫画家志望の女子が逆に古代ローマへタイムスリップ。
映画的なスペクタクルとロマンスを特有のバカバカしさを交えて再構成した
ほぼオリジナルの展開。
きちんと史実を元にしているのも作品リスペクトが感じられてすごくいい!
この後半に関しては、自分のような原作至上主義者から見ても
原作よりずっと面白く仕上がっていて、非常に気持ちよく楽しめた。
観るととても幸せになれる映画。
今が旬!決して損はしない!観ろ!!