2015冬アニメ感想 中盤

2015-02-18 01:06:07 | アニメ特撮

過去の感想はこちら


寄生獣 セイの格率(2クール目)
B+ 85

内容に多少の違いこそあれど、良いシーンの良さをきっちり再現するのが嬉しい。
キャラクターの心理描写が本当に優れてるので感情移入の度合いも段違い。
日テレ深夜枠のクオリティは最高だな…。


クロスアンジュ(2クール目)
C+ 74

分割2クールかってくらいにガラリと空気が変わった。
おふざけのノリが減ってきて寂しいけれど
ストーリー展開が熱くなってきてるので充分満足。
ラストへ向けてもうひとつくらい山場が欲しい。


SHIROBAKO(2クール目)
B+ 87

キャラクターが全員人間くさいのが本当に凄い。
仕事にはコミュ力が重要だということをしっかり描写できてるのもいい。
監督のクズ&有能っぷりと、夢を創る「山師」としての魅力が最高。
欲しいタイミングに欲しい演出を入れてくるのも上手すぎる。


弱虫ペダル GRANDE ROAD(2クール目)
B 77

勝負が煮詰まってきてたまらなく熱い。
自転車乗ってる場面ばかりなのに単調にならないし
回想シーンの内容もけっこう胸をえぐってくる。
展開の固め方が非常に丁寧で作者のスマートさに感心。


ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセダーズ エジプト編
B+ 84

原作の持つ固有の世界観と雰囲気を作画・演出・劇伴すべてにおいて
組み立てなおす監督の力量に感服。
有名声優ばかりに目が行きがちだけれど、3部の実質的な主人公である
ポルナレフの演技が見事。無名のベテランが花開く瞬間だな!


アルドノア・ゼロ
B 78

主人公がマジもんのチートじゃねえかw
わけわからん用語が次々に出てくるけれど
ペダンチックにならないラインを理解してるのが好印象。
中盤でなんとなくオチが読めそうなんだけど
まさかの逆転劇に期待してる。


アイドルマスター シンデレラガールズ
C 67

キャラが多すぎるせいで、ひとつの事象に対して
みんながまんべんなくコメントすると誰が誰やら集中できない。
それにしても、絵に惹かれて観るのを決めたのに
3話で作画崩壊とかちょっと早すぎませんかねぇ…。
そのぶんぬるぬる動く場面は感動するので後半に超期待!!


蒼穹のファフナー EXODUS
C+ 70

旧作を観てないと内容が全然頭に入らないわ。
続編として新規客を取り込むには時間が経ちすぎだろ…。
音響と絵コンテのおかげで戦闘シーンの臨場感はかなりスゴイ。
金属を金属っぽく描くだけですごく魅力的になるんだな。


探偵歌劇 ミルキィホームズTD
C 64

相変わらず非常に難解なアニメだw
ノリがかなり良くなってきてて楽しい。
メインの4人が同じ方向性の基地外キャラになってるけど
もともとそういう内容だったっけ?


ユリ熊嵐
C+ 73

血どころか液体一滴すら流さず死にまくる演出が
逆に淡々としていて凄絶に感じる。
山場の法廷シーンと変身バンクまでの展開が上手いので
熟した果実を踏み潰すような鈍重な爽快感。
まあいろいろ完成されすぎてるので観てて窮屈な感じはあるね。


冴えない彼女の育て方
C+ 68

やっぱり童貞ワナビを慰めるためのアニメって悲しくなるわ…。
最低限、現実の女子からドン引かれない程度のリアルさは必要だと思う。
まあそんな負の要素を差っ引いても女の子が可愛いのですべてOK。
特に地味子のビジュアルと声と演技に惚れた。すばらしい。
脚本も無駄がないので30分観ててもダレない。今期の意外なダークホース。


幸腹グラフィティ
C+ 75

誰もが知っている食べ物を綺麗な言葉で飾り立てながらエロく食べる。
いつもどおりモブがいない演出のおかげで
「独り占め感」を醸し出せているのもいい。
相変わらずOPの作画が素晴らしいのだけれど
このOPに限っては曲単体で作品の価値を爆上げしてる。流石真綾。


艦隊これくしょん
D 50

最初に感じた違和感ばかりがどんどん大きくなっていく。
キャラが死ぬからつまらないんじゃなくて
なんの伏線もなく世界観もまとまっておらず
それでいてストーリーも適当で作風を日常系もどきにするからだよね。
もし次のシリアス回が良ければ最後まで観る。


ローリングガールズ
C 64

これさ、みんな最初に期待したのはブルーハーツの曲を使った
ロードムービーアニメだったと思うんだけど
ちょっと何やってるかわかんないですね。
最初はもう1ランクくらい低い評価だったけど
スルメのように味のあるこの雰囲気がクセになって憎めない。


夜のヤッターマン
B+ 86

なぜこのアニメがここまで面白いのか分析が難しいけれど
「人のぬくもり」のリアリティが強いおかげで
重い話でもものすごくほろ苦くて暖かい。
ストーリーでグッと堪えてるところに定番の名乗りがくると涙腺崩壊。
懐古の色眼鏡は否定できないけど、完成された様式美は本物。




正直、始まる前は艦これに期待してた。
面白かったらゲームにも手を出そうと思ってた。
なのに、もともと興味のない人間を切り捨てておいて
なおかつファンにも喧嘩を売る豪胆な姿勢はすごい。

これだけのメジャーコンテンツなのだから
もう少しなんとかできたんじゃなかろうか。


そして、ネタ枠だと思ってた『夜のヤッターマン』が
まさかの神アニメ。

爆発や煙、コミカルなメカといった
日本のアニメ創世期から進化し続けた絵コンテを
一度デチューンさせてサブリミナルな面白さを優先させてる。

実際これって相当な技術がないとできないと思うんだが
それこそ「SHIROBAKO」の爺さんみたいな熟練アニメーターがいるのかな…。


コメント
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