感想:仮面ライダー1号

2016-04-22 00:24:51 | 映画


公式サイト


観てきました!!


藤岡弘、の藤岡弘、による藤岡弘、のための劇場版。
開始30秒で藤岡弘、無双。

今でこそ特撮ヒーローは人気俳優の登竜門になっているけれど
昭和ヒーローは番組が終了してしまうと、
その後は不遇になるのがほとんどだと言われた。

そんな中、本郷猛としての存在感を今の今まで維持してきた努力を思うと
気が遠くなるレベルの役者魂!!
仮面ライダーとしての誇りを感じた!!



今の藤岡弘、の体型に合わせた
濃緑でゴツゴツの変身スーツは衝撃的。

そしてアクションがすげえ!!
70歳とは思えない技のキレ。
打撃のたび歩くたびに入る重厚な効果音が大袈裟で面白すぎる。



内容自体は仮面ライダーゴーストとのコラボで
むしろ脚本的にはゴーストの比重のほうが大きいので
全体のノリはほぼ平成ライダー。

しかし、ところどころ昭和ライダーを再現しようとした
舞台美術やカメラワークが懐かしくも素晴らしい。
再放送が楽しみな小学校の夏休みを思い出した!!



敵はショッカーを裏切り独立した"ノバ・ショッカー"。
もちろんショッカー側もナメられたままではおれず、
復活した地獄大使が軍団を率いて裏切り者を狙う展開。

そしておやっさんこと立花藤兵衛の孫、立花麻由がヒロイン。
70のジジイとJKのロマンスとかすげえなw

ライダー、ショッカー、ノバショッカーの三つ巴かと思いきや
クライマックスで地獄大使との共闘。胸熱すぎる。
「別の正義」を主張する現代風の悪役も確かに面白いのだけれど、
純粋に「世界征服を企む悪」のカッコ良さはやはり普遍のもの。

大杉漣が演じる地獄大使は違和感がなくて驚いた。
調べたらディケイドの劇場版でも地獄大使役をやってたんだな。
実は同じ日に『蜜のあわれ』という映画も観てきて
そちらでは同じく大杉漣が主人公の老いた作家を演じていた。
ベテラン性格俳優マジで凄ぇなw


スタッフロールを見たら脚本が井上敏樹。
初代仮面ライダーの脚本家・伊上勝と親子二代に渡る起用は
当然といえるほど当然で思わず泣きそうに。

ライダー1号が活躍するシーンは常時ワクワクしっぱなしで
45周年記念作品として満足の出来!!
是非50周年で続編をやってくれ!!
75歳の本郷猛が見たい!!





余ってるのか、カードパックを3つもらえたw

コメント
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