以前からずっとやりたかったが足踏みしてたチャンピオン全作品の一言感想。
毎週は無理なので年4回を目処に書いていくのでよろしく。
初回なので各作品のファーストインプレッションでいきます。
聖闘士星矢 NEXT DIMENTION 冥王神話 車田正美
はっきり言って今のチャンピオンの看板のひとつなのだろうけれど
元の聖闘士星矢を良く知らんのでありがたみがないw
弱虫ペダル 渡辺航
アニメと並行して読むとどっちがどっちか混乱するw
感想はアニメのほうでしっかり書きたいので
とりあえずこっちはスルーで。
あっぱれ!浦安鉄筋家族 浜岡賢次
これだけ長い期間をギャグ漫画一本でやってきてるのは素直に尊敬できる!!
幾度ものスランプを乗り越え安定供給できるようになったベテランの貫禄。
しかし、無印10~20巻あたりのギャグの神が憑依してた時期を
リアルタイムで読めた幸せが未だに忘れられない。
あの中毒性は安いクスリなんか比較にならないレベル。
バキ外伝 疵面 山内雪奈生
今週で終わり。
そこそこ面白いけどこれで休業中のバキの代わりにはならんだろw
鮫島、最後の十五日 佐藤タカヒロ
最終シリーズの終盤。熱すぎる。
宿命のライバル王虎戦が超面白かった!!
近所の定食屋でバチバチBurstの王虎戦を読もうと思ったら
すでに客の兄ちゃんがその部分を何冊も積んで読みふけってた。
他の人と考えがシンクロしてしまうほど今の展開が面白い!!
BEASTERS 板垣把留
漫画賞総ナメおめでとう!!
野心に満ちた若い頃の父親とよく似た作風だ…。
作中のキャラだとウサギのハルが死ぬほど好き。
表情が1コマ単位で素晴らしい。
ヒロインをガチで魅力的に崩せる感覚が女性ならでは。
ハリガネサービス 荒達哉
こういう地味に面白いスポーツ漫画こそチャンピオンの真骨頂。
この作者が鬱展開を描くとマジで凹むレベルで切ないので
今後は控えていただきたいところだが、試合の描写は文句なしで熱い!!
一時期から女子ウケを狙い始めた感じのキャラ作りがあざとくていいねw
魔法少女サイト 佐藤健太郎
アニメの感想でも書いたがこの漫画嫌い。
前作の「魔法少女オブジエンド」の頃から思ってたが
致命的にストーリーテリングが下手だと思う。
それなのにグロければ人気が出てしまう今の漫画業界が本当に歯がゆい。
ベルリンは鐘 ヤッホー! ニャロメロン
まさかチャンピオンでニャロメロンが連載するとは思わなかった…。
でもすでにネタ切れ感がすごい。
マイペースを貫けばポプテピピックも目指せた気がするが、少年誌だと難しいか。
あつまれ!ふしぎ研究部 安部真弘
イカ娘を超えるキャラを作れないのは仕方ないけど
エロを味方につけた安部は強い。
もともとこの作者はネーム力がかなり高いと思う。
別にいいと思うんだよな。漫画をバカにしてたって。
逆襲インフェルノ 重本ハジメ
この作者のデビュー当時に比べると驚くほど絵が上手くなったが、
相変わらずキャッチーさが足りなすぎる。
でも単行本が出たってことはそこそこ人気なのかな…。
ドカベン ドリームトーナメント篇 水島新司
数十年続いた野球漫画の最終戦なのにここまで盛り上がらないのが逆にすげえ。
延長戦に入った時点でどうせ山田に打順が回ってホームラン打つのが読めるし
「あのドカベンのキャラが!!」っていう嬉しさはプロ野球篇でとっくに尽きてて
もう20年以上も味のないガムを噛まされてる感じ。
ヒマワリ 平川哲弘
いきなりアイドル漫画なんて始めるもんだから驚いた。
歌やら踊りやらを漫画で表現するのは相当な画力が必要なんだが、
もともと絵の上手いこの作者なら全然大丈夫だな。
でもアイドル部分よりケンカ部分のほうが面白いってのがなw
前にやってたケンカ漫画はケンカ部分より釣りのほうが面白かったし!
吸血鬼すぐ死ぬ 盆ノ木至
チャンピオンは昔から「地味に面白いギャグ漫画」を
大切に育てていくのだけれど、この漫画はもはや主力だと思うw
今のチャンピオンで数少ない毎週楽しみな漫画。
六道の悪女たち 中村勇志
始まったときはあまり良くない意味で「スゴイ絵」だと思っていたが
シナリオやコマ割りでたまに非凡な才能を見せる。
チャンピオン読者って絵の綺麗さにはこだわらないもんな…。
そういう意味では今いちばんチャンピオンらしい漫画かもしれない。
週刊少年ハチ 増田英二
この作者が「漫画を描く漫画」を作れるほど実力があるかは別として。
個人的には爽やか青春漫画をまたやってほしいんだけどなぁー。
案の定、漫画そっちのけでラブコメ展開になった途端面白いw
ロロッロ! 桜井のりお
女流変態ギャグ作家の地位を確立した桜井のりお。
「決してスタイルの良くない女子」の体型をリアルに描けてるのがすごい。
おっさんになると普通のお色気漫画よりもこういう変態漫画のほうが興奮する。
魔入りました!入間くん 西修
最初のほうだけ読んでやめてしまったが
なんか最近は絵が上手くなって楽しそうな感じが溢れている。
時間があれば単行本で追いかける予定。
マウンドの太陽 水森崇史
野球の熱い部分だけ切り抜いたような連載前の読み切りが
非常に凄いインパクトだったが、連載になるとさすがに薄まるな…。
とはいえ、展開は普通に面白い。
やっぱ女の子がチームに入るとテンション上がる。
そして女の体力では強豪校に太刀打ちできなくなるところまでがワンセット。
開田さんの怪談 木々津克久
木々津ほどのオムニバスの鬼に高木さんのパクリなんか描かすなよ…。
「○○みたいな漫画を連載しろ」って注文をたまに出すのが
チャンピオン編集部のダメなところ。
さっさと打ち切って得意なフィールドで勝負させてやれ。
出陣★昆虫武将チョウソカベ! 森田将文
すみません。読んでないです。
木曜日のフルット 石黒正数
もう連載開始から10年近いのか…。
これの前に巻末ショート枠だった「現代怪奇絵巻」が結構好きだったので
あっさり打ち切られたときは憤ったが
そんな怒りすら吹き飛ぶほど、この作者の登場に驚いた。
毎回2ページの中で落語的な起承転結を入れる才能にはひたすら感服する。
~~~以下、最近完結した作品~~~
刃牙道 板垣恵介
アンチバガボンド大失敗。
ピクルのときもそうだったけど、
刃牙と勇次郎がいる時点で「新しい最強キャラ」を出すことに何の意味もない。
結局それまでのキャラが次々負ける展開になるだけ。
次回作は死刑囚編みたいのを期待したいけど、すでにどうもダメっぽいねw
囚人リク 瀬口忍
チャンピオン版「ワンピース」。
絵面のインパクトでマンネリを蹴散らす強引さが好きだった。
終盤の盛り上げ方がラストまで持続しなかったのが惜しいけれど
長期連載として綺麗にまとめあげたカタルシスが見事。
Gメン 小沢としお
この作者にしては久々に面白かった。
「ガキ教師」「スリーセブン」と立て続けにコケたが
下手に偉そうなテーマを持たせるよりも、やはりお気楽ヤンキー物が合ってるよね。
メンバー全員が童貞を捨てて卒業というのも珍しくて良かった。