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遅ればせながら観てきました!!
もはや旬を逃しまくってる以上、ある程度のネタバレありで書くけど
「生放送のゾンビドラマという無茶な企画」が設定として面白すぎる。
純粋なゾンビ物という先入観を逆手に取ってわざと違和感を作り
それをそのまま伏線として後半の舞台裏で明かす構成。
最初の30分以上のワンカットが本当にすごい。
舞台であれば何時間もぶっ通しということもあるけれど
映画だとカメラワークまで計算しての動きだから
ちょっとしくじっただけでやり直しだもんな。
役者の演技もみんな素晴らしいし、主演である監督役のおっさんが好きすぎるw
一人ひとりのキャラ設定もシンプルで覚えやすいので
前半の内容と後半の内容それぞれを比較するという作品の構成にマッチしてる。
「低予算での映像作品」「実験的・挑戦的なネタ」というのが
作中のネタとしても実際の映画作品としてもリンクしてるのが面白いし
エンドロールでさらなる仕掛けも見せてくれるので
スクリーンが閉まるまで席を立つ客はいなかった!!
なんというか、あらゆる面で出来が良すぎる。
こういう半ばインディーの作品は大抵がどこかこじらせた内容だけど
ひたすらポジティブの方向に振り切った娯楽作品。
それでいてサブカル的なパロディやお遊びもたくさん入っているから
映画マニアゾンビマニアもたぶん優越感バリバリで鑑賞できたはずw
映画ならではの爽快感。
観る前のハードルが上がりまくっていたにもかかわらず大満足。
これは2回3回と観たくなる。
最初の映像の時点でリピーターが笑いまくってたのが結構なネタバレだったので
リピーター専用のシアターを用意できないもんかねw