今回のナパ・ソノマ ワイナリー巡りが実現できた発端は、4年前にカリフォルニアワイン好きな3カップルが始めた「ナパ魂」という名のワイン会です。 現在は5カップル10名になって、ナパ・ソノマのワイナリー巡りに何度も訪れている高橋夫妻を中心に、年に2回程度ワイン会を開催してきました。 その節目の10回目をこの秋に迎えるにあたり、皆でワイナリー巡りに行こうと一年前に決まりました。 現地集合&解散なので、滞在期間はバラバラですが、ナパ・ソノマの3日間をメインにそれぞれプランを建てました。 ナパ・ソノマの3日間のプランは、一年近く前から高橋さんが入念に予定を考え、ワイナリーに予約をいれ、ホテルや車を手配してくださり、今回のツアーが実現しました。 さすがに何度も訪れているだけあって、外せないポイントをすべて入れ込んでくださり、短い滞在でしたが充実した内容が濃い旅行となりました。 参加者一同、心から感謝しています。 充実したワイナリー巡りをブログにアップしようと思い、やっと準備ができた段階で、カリフォルニアの山火事が起き、現在もまだ鎮火できていない悲惨な状況です。 歴史的なワイナリーも焼失し、私たちが訪問したワイナリーにも被害が出いているかもしれません。未だ被害の全貌が把握できていない状況です。 そんな中、楽しい旅行の写真を載せるべきか迷いましたが、ナパ・ソノマのワイナリー巡りの素晴らしさを、少しでもお伝えできればと思いブログに簡単にまとめてみました。 カリフォルニアの青い空、と言われるように晴天が多く乾燥した気候のおかげで、ぶどうは完熟度が高まり、素晴らしいワインが造られます。 しかし、その反面今回のような災害もつきものだということを改めて実感しました。 支援や寄付金の受付も始まったそうで、微力ながらチャリティ・イベントみたいなものをして、向こうで受けたホスピタリティの返礼にできないかと考えています。 一刻も早い鎮火をお祈りしています。 始まりはここから・・・(ナパ・ヴァレーのアイコンの前で) ナパ・ソノマ ワイナリー巡り1日目(2017年9月22日) ①Shafer Vinyards(シェーファー・ヴェンヤーズ) 出版業界での華やかなキャリアを捨て、ジョン・シェーファー氏がナパ・ヴァレーのスタッグスリープ・ディストリクトのヒルサイドにワイナリーを設立したのが1972年。 僅か1000ケースの生産量から始めたジョン氏のワイン造りは、その勤勉さと努力によって現在では国際的なカルトワインへと成長しました。 1983年より、息子のダグ・シェーファー氏がワイナリーを牽引。 翌年ワインメーカーとしてイライアス・フェルナンデスが加わり、現在と体制になっています。 彼らのトップ・キュヴェ「ヒルサイド・セレクト・カベルネ・ソーヴィニヨン」は、ワイン・アドヴォケイトにおいて過去5度の100点を獲得。2006年ヴィンテージはワイン・エンスージアストでも100点を獲得。 また、彼らが造る究極のシラー「リレントス ナパ・ヴァレー2008」はワイン・スペクテーター誌の「世界のワインベスト100」において見事に1位に選出。 間違いなくナパ・ヴァレーで最も成功しているワイナリーの一つです。 カリフォルニアで100点を獲得したのは、「ハーラン」をはじめとするカルトワインの生産者ばかりで、いまだ10生産者のみです。 彼らのワインはモダンスタイル、複雑で重厚感のある風味を、霧と冷たい海風がもたらすスタッグスリープ・ディストリクトの冷涼な気候が骨格を支えています。 また、早くから有機農法に取り組み、安全性やぶどうの生育環境保護の努力を惜しまず、地道な作業を続けています。(サステーナブル農法) シェーファーは予約のみの受付で、今回訪問するにあたって、ダグ氏の著書「ナパ 奇跡のぶどう畑」を参加メンバー全員読みました。 ジョンとダグ親子、イライアスの地道な努力の延長線上に今日の「シェーファー」があることが伝わり大変感銘を受けました。 ファミリー・ビジネスという視点からも多く学ばせていただきました。 今回、93歳になる創業者ジョン氏をはじめ、ダグ氏、イライアス氏にも会うことができ、とても貴重な体験をさせていただきました。 ジョンにサインをしてもらいました ヒルサイドにあるシェーファー この家族に支えられて現在のシェーファーがあります 地道な努力の延長にあるワインの高い評価 明るいテイスティングルーム 5種類を試飲 熱心に説明を聞くメンバー 5分しか時間がないダグ氏ですが、写真撮影と本へのサインを気さくにしてくれました。 本を読んでシェーファーに対する理解度と共感を高めておいて良かったです! 93才の創業者ジョン氏、購入したワインにサインをしてくれました 作業で忙しいなか、写真撮影に応じてくれたワインメーカー イライアス 最後のワイン「ヒルサイド」を片手に・・・すごいぜいたく!! クリーーンな醸造設備! まさに、ヒルサイドのぶどうが収穫されて選果しているのに遭遇、ラッキーです! このハイテクの機械がぶどうを選別しています 最後にヒルサイドのぶどう畑の前でアテンダーと! テイスティング リスト 1.レッド ショルダーランチ シャルドネ レッドショルダーランチは、サンフランシスコ湾の北カーネロスにあり、海からの影響を受けてた冷涼な地域。シャルドネ本来のミネラルに加え、花やトロピカルな香り。2次発酵(マロラクテック発酵)をしないで、60ガロンの樽(オーク樽75%、ステンレス25%)で14ヶ月間撹拌しながら熟成させることで、クリーミーな味わいを出している。 2.2015 TD-9 ナパ・ヴァレー トラクター ディーゼルが由来。2015年ファーストリリース ワイナリー創業時、ジョンは家族を養うために、先生をしながらぶどう栽培をして いてスーツにタイをしてトラクターに乗っていた。冒険心と危機管理の両方を持ち合わせる精神を思い起こすワイン名 メルロー 56% カベルネ・ソーヴィニヨン 16% マルベック 60ガロンのフレンチオーク新樽で20ヶ月熟成 メルローのパーセンテージをあげることでソフトで優しい味わいにしている 3.2015 ワン ポイント ファイブ スタッグスリープ ディストリクト カベルネ・ソーヴィニヨン ヒルサイドとスタッグスリープのフラットなぶどう畑の両方のカベルネで造られている。94~5%カベルネ・ソーヴィニヨン 5~6% メルロー、マルベック、プティヴェルド、20ヶ月新樽熟成、2004年ファーストリリース 8000ケース ワン ポイント ファイブは1.5世代の意味で、ジョンが始めたシェーファーの2代目がダグだが、ジョンと共に半世代ワイン造りをしているので、1.5世代というネーミングとなlった。 4.2014 リレントス ナパ・ヴァレー 89%シラー 11% プティ・シラー 60ガロンのフレンチオーク新樽で30ヶ月熟成 リレントスとは、容赦がないとか手加減がないというような意味でワインメーカー イライアスのワイン造りに対する姿勢をワイン名にしたもの。 5.2013 ヒルサイドセレクト スタッグスリープ ディストリクト カベルネ・ソーヴィニヨン ヒルサイドのカベルネ・ソーヴィニヨン 100% 60ガロンのフレンチオーク新樽で32ヶ月熟成 飲みごろ 2014~55年 高得点をマークしているシェーファーのフラッグシップワイン このヒルサイドの土地を最初に買ったジョン氏の先見の明の所以 それぞれのワイン名にシェーファーの思い入れや歴史を感じることができる。 ②B・V(ヴォーリュー・ヴィンヤード) 新しい銘柄の試飲をさせてもらいました! ③Inglenook (イングルヌック) とても古くからあるワイナリー「イングルヌック」ですが、フランシス・コッポラ監督が買収して、6年前に訪問した時は「ルビコン・エステート」でした。 やっと「イングルヌック」という名前も買収できました。 内部は前回訪れた時と変わりなく重厚な建物とインテリア、コッポラのヴィンテージワインや車(タッカー)などの収集品が展示してあります。 4年前にはソノマにあるコッポラのワイナリーに行きましたが、まさにテーマパークのようでした。 こちらは歴史ある建物を残しているので重厚な感じで、見学だけでも充分価値があります。 一面見渡せるぶどう畑 コッポラの名が入ったステンドグラスが入口正面にあります 木樽に囲まれたパーティルーム 重厚な内部、売られている調度品や小物も高級感あります。 ④Opus One(オーパス・ワン) 3度目の訪問ですが、前までは予約なしで試飲できたのに、現在は予約のみの試飲だそうです。 ちょっと残念ですが、ドンドン値上がりしているオーパス・ワンは試飲料金だけでも高いので、あきらめもはやく、写真だけ撮って、購入したいメンバーだけ購入して早く切り上げました。 試飲は予約のみ、内部見学は購入者のみというシステムになってました! お昼はGOTT'Sでハンバーガーを! 行列ができるハンバーガー店です。ハンバーガーとガーリック フライドポテト&ジンファンデルの赤ワイン…最高でした! 夜はナパ 「ワイントレイン」で優雅なひと時! 片道はまだ明るいので、車窓から景色を見ながら、オードブル&ワイン Flowerの白&赤ワイン、オードブルだけで満足 ぶどう畑をみながらゆっくりと走ります 帰りはテーブル席でディナータイム。ライトアップされたワイナリーを見ながら 往路入れ替え制なので、私たちの順序がお勧めです(陽が落ちる前に景色が楽しめるから) |
*~*~*~ アミの想い ~*~*~*~*~*
大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間
私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
明るい未来につながることを心から祈っています。
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