阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

政治家であることの覚悟

2007年05月19日 23時35分55秒 | 政治
 最近、ブログの更新が少し滞っていると感じています。以前は、様々なテーマに応じて、自分の考え、アイディアを経験に基づいて書いていましたが、最近は、いつの間にか活動報告中心になっていますね。活動といっても、最近の私の毎日は、駅立ち、支持者訪問、集会への出席、街頭や車上、また自転車での政策広報活動を一日中行い、同時に様々な煩雑な書類作業を行うこと。この繰り返しです。行動の羅列では書いていても面白くないので、つい滞ってしまいます。

 これからは、もう少し私自身について語るようにしましょう! 

 政治活動とはすなわち、人と出会い、語り合うこと。本当に日々、心を動かされ、考えさせられることの連続です。野党である民主党を支持すること、それは、何ら支援者個人の利益につながるものではありません。保守王国では様々な嫌がらせや妨害を受けることもあるでしょう。それでも、今の政治を何とかしなくてはと思い、私を支援して下さる方々には、本当に感謝以外にはありません。選挙で結果を出すこと、そして、より良い政治を行うことでしか報いることはできませんが、それが最大の責任の果たし方だと思います。

 議員という職業は決して安定しているものではありません。特に候補者は本当に貧乏です。従って政治家は自らの保身を第一に考えがちです。しかし、それでは国民・選挙民の人気取り政策しかできなくなります。私は、政策、理念を語る時に、聞こえのいいことばかりを言うのではなく、その政策を実現する際に生じるリスクについても説明するのが、政治家の責任であり、良心だと思います。

 私自身は、29歳の時、勤めていた会社を辞め、国連ボランティアとしてカンボジアに行く決断をしました。現地の活動は大変に危険なもので、私の同僚であった中田厚仁さんが銃撃を受け命を奪われるなど、生命の危険さえ冒しながらの活動でした。私自身も銃撃や脅迫を受けた経験があります。

 その経験に比べれば、命を奪われることはない(とは言い切れませんが)政治活動を怖いと思ったことはありません。それ以上に、保身のために自分自身の良心や信念とは異なる言葉を発し、行動する人間になってしまうこと、それが何よりも怖いし、そうなっては私が政治家になる意味はないと思います。

 とは言え、個人の選択として活動することと、政権交代を目指す野党第一党の代表として立候補することの重みは異なります。参議院選挙の結果に日本の未来が懸かっていると思うと、この選挙は勝たなくてはならないと日々痛感しています。政治信念と結果の両立。それは大変に高いハードルですが、どちらかが欠けても勝利ではないと思います。


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