阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

苦しみの中から立ちあがれ

2007年08月22日 00時37分19秒 | スポーツ

 久しぶりにスポーツをテーマに書きます!

 今日は紀の川市の事務所で名簿の整理などの事務作業をした後、夕方は自転車に乗って街宣活動をしました。今日は岩出市内を中心に各地で街頭演説をして事務所に戻ったのは夜7時前でした。

 すぐに事務所を出て海南市の家に戻る途中、いつものように携帯をチェックしたらタイガースは何と2回で0-7と大量リードを許しており、今日も敗色濃厚でした。もうあかん! ガッカリして、でも、落ち着いた気分で帰宅したら、今日はテレビでも阪神戦を中継していました。

 2点を返し、ちょうどノーアウト満塁のチャンスでしたが、岡田監督が送った代打は桧山選手でした。

 「何でヒーやんやねん」「せめて三振してくれ」「濱中出さんかい!」岡田監督の采配に怒り心頭の気分で観ていたら、振り抜いた打球はセンターバックスクリーンに飛び込む満塁ホームラン! 一点差に迫ったタイガースはこの後逆転し、優勝争いに踏みとどまりました。

 本人の安堵の表情。興奮に湧き上がるスタンド。そして、誰が打つよりも歓喜の笑顔で迎えた選手たち。美しいシーンでした。こんな試合は絶対に落とせない! 火の玉のような気迫が選手全員に乗り移り、見事な大逆転勝利につながりました。

 阪神タイガースの暗黒時代を4番打者として支えた桧山選手。しかし、ここ2シーズンはレギュラーの座を失っていました。今シーズンは毎日のように代打で出場しながらいつも凡退。先日、本当に久しぶりに打ったヒットは何と2ヶ月ぶりでした。使う監督の忍耐、そして、使われても使われてもチャンスを生かせないベテラン選手の心の葛藤はどれほど大きなものだったでしょうか。しかし、こんな場面で打てるとは、どんな状況でも諦めず準備を欠かさなかったからなのでしょうね。とても感動しました。

 自分自身の境遇も、桧山選手と共通点があるかもしれません。多くの感動をファンに与えてきた桧山選手と自分を比較するのは失礼ですが、「次こそ結果を出さなければ終わり」という境遇は同じです。でも、地道な努力を続けることこそが、唯一の方法であること、桧山選手を見て改めて実感しました。