阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

がん研究を支援する『生命の駅伝』

2017年06月03日 10時49分52秒 | ボランティア

 今年は第23回『生命の駅伝』に参加し、合計63キロを走りました。がん研究を支援すること、がんを知り、がんと向き合うために三重県内を9日間で386キロ走るイベントで、2015年11月にミャンマー・カチン州で選挙支援活動を一緒に行った上村眞由氏が中心になって運営しています。

 私はファイナルイベントを含め、3回走りました。最初は5月14日。松阪市飯高町での開会式の後、松阪市の中部台公園までの56キロのコースを約30キロ走りました。ここ数か月は交差点での街頭活動中に走るぐらいでジョギングさえもしていなかったこと、また30度近い気温もあって過酷な状況でしたが、皆さんと会話もしながら楽しく走ることができました。沿道でサポートして下さったボランティアの方々にも感謝です。選挙区の区割り変更に関する取材が再三入り、走りながら電話取材を受けるなど忙しい一日でした。

 二度目は25日。叩きつけるような土砂降りの中、志摩から鳥羽までの23キロを走りました。23年前にモザンビークでPKO活動に従事していた時、Wet T-shirt contest(濡れたTシャツ姿を競い合うコンテスト)に飛び入り参加させられ、なぜか優勝したことがあるのですが、その時にも負けないほどびしょ濡れになりました!

 みんなで走りながら集めた募金は小児ガンへの取り組みや、分子遺伝学へのアプローチなど目新しい研究、未来を担う学生の研究支援などに使われます。

















安倍政権の異常さと、それに慣れることの恐ろしさ

2017年06月03日 09時50分32秒 | 政治

 安倍政権のもと、日本は本当に恐ろしい国になってきたと実感する。

 加計学園の獣医学部新設に関して、『総理の意向』によって行政の在り方がゆがめられたとする勇気ある告発者、前川元文科次官に対しては、首相周辺が読売新聞などの大手メディアを使って人格攻撃を展開。一方、多くを知り得る立場にいた元次官によって提起された疑惑に正面から向き合う姿勢は皆無だ。

 一方、安倍総理の衆院解散演説のリハーサルに付き合うなど、安倍政権との異常な距離の近さで知られる山口敬之元TBSワシントン支局長は、睡眠薬を飲ませてレイプを行ったとして名前と顔を明らかにした女性から告発されている。逮捕状が発行されたにも拘わらず、突然『上からの指示により』逮捕が見送られ、不起訴処分になったという。あり得ないことだ。

 山口氏の逮捕を止めさせたのは、中村格・警視庁刑事部長(当時)だという。そして中村氏の現在の役職は、警察庁組織犯罪対策部長。つまり、共謀罪摘発を統括する予定の役職だ。共謀罪が成立することで、国民への監視がさらに強まり、今回の様な事件のもみ消しに使われる可能性もあると指摘されている。

 NSA(米国国家安全保障局)による大規模な個人情報収集を告発したエドワード・スノーデン氏が暴露した文書によると、NSAはメールや通話などの大規模監視システム『エックスキースコア』を日本政府に提供。安倍総理は参議院本会議で、出所不明としているが、この文書の存在は米国政府も認めている。日本だけが否定するのは異常だ。

 このような状況に懸念を表明した国連人権理事会の特別報告者に対し、安倍総理は、国連とは別の個人の資格で活動しておりその主張は国連の総意を反映するものではないとしたが、国連のトップであるアントニオ・グテーレス事務総長によって否定されている。外国メディア、また外国語報道は、このような安倍政権の異常さをより明確に伝えているが、日本政府は外国語の意図的な誤訳によって国民をミスリードする。これもいつもの手だ。

 総理に近い人びとは、森友学園、加計学園の例のように様々な便宜を図ってもらった上、犯罪のもみ消しまでしてもらえるのだろうか?一方、不条理を明らかにしようとすると社会的に抹殺しようとする。こんな政権は許せないし、こんな社会にするわけにはいかない。

 安倍政権のこの異常さに慣れてしまってはいけない。それが一番恐ろしいことだ。

http://www.japantimes.co.jp/…/former-tbs-reporter-close-a…/…