阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

ミャンマーはさらなる内戦に突入するのか?ー国民統一政府、国軍に対する武力闘争開始を宣言

2021年09月07日 22時38分43秒 | 政治
 国民統一政府、国軍に対する武力闘争開始を宣言しました。6月19日のセミナーでは、平和的なデモが国際社会の行動にはつながらず、治安部隊に一方的に殺されるばかりのミャンマーの人々は残された唯一の手段として国民防衛隊が少数民族武装勢力と連携しての武力闘争に転じることをお話ししました。一方国民統一政府は、国軍兵士に対し、良心を持って行動し、ともに連邦軍を結成すべく呼び掛けており、この実現が多くのミャンマーの人々の希望になっているとの現地の声も伝えました。内戦への突入はもちろんベストの選択ではありません。国際社会に見捨てられた民主化勢力による最後の手段として、圧倒的な軍事力を持ち、残虐極まりない国軍への武力闘争宣言。しかし、国軍に格好の口実を与える危険があります。このまま座視していてもいいのか。この選択をせざるを得ないまでミャンマーの人々を追い込んだ国際社会、特に日本の責任を問うのも国会の役割です。

NPO法人インターバンド 理事 阪口直人「国際社会はミャンマーの人々を見捨てるのか」 ~紛争仲介力を生み出す市民の力~ 

下記は、セミナーの映像がアップされた時にfacebookに投降した文章(英文/日本文)です。
I served as a lecturer at the online lecture hosted by the United States Global Peace Foundation Japan on 19 June.
The title of the lecture is ‘Is the international society going to abandon the people of Myanmar? - the power of citizens who create conflict mediation'
People of Myanmar are disappointed for the international society that can't act effectively for the terrorism by the national army against peaceful demonstrations. And the people of Myanmar are now in the turnning point of armed struggle together with the minority armed forces against national army. Meanwhile, it seems that there are a lot of soldiers who actually want to act for justice but can't escape from the national army. The Myanmar Unified Government (NUG), which is made by the democratic union, is trying to compose the federal army and act with the warriors who actually want to work for the real happiness of the people. So NUG is calling to soldiers in national army to join federal army. Some people are thinking that Cuban revolution which collapsed the dictatorship by high moral and discipline of young leaders will be one of the model for them.
If we contribute to change the situation, and empower NUG, we can creates the possibility and the future that people of Myanmar really want! And in the lecture, we discussed from the perspective what Japanese citizens can do to create the environment so that mediation work to change the situation.

6月19日に米国Global Peace Foundation Japanが主催したオンラインセミナーで講師を務めました。講演のテーマは「国際社会はミャンマーの人々を見捨てるのか? -紛争調停を生み出す市民の力」でした。
ミャンマーの人々は、平和的なデモに対する国軍のテロ行為に効果的に行動することができない国際社会に失望しています。そして、ミャンマーの人々は現在、少数民族武装勢力ととともに武力闘争に突入するかの分岐点にいます。そんな中、実際には正義のために行動したいと思っているけれど国軍から逃げられない兵士も実は沢山いるようです。
民主派勢力によって作られたミャンマー統一政府(NUG)は、連邦軍を構成し、人々の本当の幸福のために実際に働きたいと思っている戦士と行動しようとしています。そのため、NUGは国軍の兵士に連邦軍への参加を呼びかけています。若い指導者の高い道徳と教義によって独裁政権を打倒したキューバ革命が彼らのモデルの1つになると考える人もいます。
日本が状況を変化させるために寄与し、NUGに力を与えることができれば、ミャンマーの人々が本当に望んでいる未来を作れる可能性があります。また、講演では、仲介が状況を変え得るためには、どのような環境作りをすべきか、私たちにできることは何かという観点からも議論しました。







 

一刻も早く国会を開いて補正予算の審議を

2021年09月07日 22時00分47秒 | 政治
 昨日は7時間、今日は8時間街頭で『走るさかぐち』。暗くなるのが早くなった一方、日中の暑さも和らぎ、長時間活動しても体力を消耗しなくなりました。

 新型コロナで苦しむ人々の暮らし、そして命を守れるかどうか、一刻を争う事態です。マスコミ報道は自民党の総裁選を連日報じていますが、コロナで苦しみ、生きた心地がしないとまで追い詰められた人々にとって、自民党の権力争いの行方を待っている余裕などあるはずがありません。

 街頭では一刻も早く臨時国会を開いて予算措置を行うべきと主張していますが、立憲民主党は独自の補正予算案を作成しています。積極的な財政出動をして30兆円を超える規模のコロナ対策を行うこと、特に、医療体制の強化、持続化給付金の再給付や困窮者への生活困窮者への現金給付などを軸にしています。私はさらに消費税をゼロにするための予算の確保と税制改革も訴えています。

 コロナ対策の政府与野党連絡協議会において。国民の要望に基づく立憲民主党の提案はすでに多く採用されています。私自身、何十件もの持続化給付金などの申請を手伝った経験から、政府の現金給付には公平性に大きな問題があると感じています。一律ではなく事業規模や困窮度合いなど状況に応じた給付にしなくては、ほとんど恩恵がない事業者もいれば、時短や休業することで以前よりも遥かに収入が増えた事業者もいます。この点は必ず改善しなくてはなりません。