阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

10年ぶりの国政復帰と私が目指す政治

2024年10月28日 22時01分57秒 | 政治
与党を過半数割れに追い込んだ衆議院選挙。私も10年ぶりに国会に復帰できることになりました。れいわ新選組の東海ブロック比例代表で1位になり、3度目の当選をしました。

仕事人生の集大成であるはずの50代。他の選択肢もありましたが、あえて政治にしがみつきました。次も立候補のチャンスがあるのか、当選できるのか、生活はどうするのか? 先が見えない中で過ごした10年は長かったです。自分は政治には向いていないと思うことはありましたが、心が折れることなく挑戦を続けられたのは、どうしてもやりたい、やらなければならないと思うことがあったこと、そして応援してくださった方々の存在です。




この10年間、アメリカの戦争に協力するための安全保障法や、敵基地攻撃能力の行使の容認、5年で43兆円の防衛費の増額などが圧倒的多数の与党の元、十分な議論、説明もなく決められてきました。私の専門は平和構築という分野。戦争解決の仲介や、紛争で破壊された国で自由で公正な選挙に携わってきました。これらは国としての平和貢献の実績や、政治的な中立性があってこそ機能するのです。あまりにもアメリカの抑止力に依存する政策が日本の平和貢献の可能性を狭め、日本を戦争に巻き込む危険を高めかねないと危惧します。そして自分は安全な場所にいて『血を流す覚悟』を求める口だけ勇ましい政治家の存在。私自身が平和活動中に同僚を殺され、自分自身も何度も襲撃、銃撃を受けた経験から、戦争のリアリティーを知らない議員が日本を戦争の危機に巻き込みかねない状況を作っている現状は身体を張って止めなくてはならないとずっと感じてきました。

この10年間、生きていくために様々な仕事もしましたが、先が見えない不安、弱肉強食の新自由主義のもとで搾取されている人々に多く出会いました。5年ルールの適用で、あと少しで正社員になれると思っていたら雇い止めに遭った人、20年以上、ほとんど手取りが増えていない人々の数々。自分自身も当事者として、経済的な不安、苦しさが人間の自由や尊厳を奪う現実に直面し、この状況を改善する突破口としての消費税の減税、そして廃止は必ず実現すべきと考えています。

今回の選挙は裏金に象徴される自民党の利権政治とは全てにおいて対極の徹底したクリーンな選挙を目指しました。一日9時間、交差点を走って対話し、マイクで私が目指す政治を訴えました。草の根で支えてくださったボランティアの方々との手作り選挙を貫きました。貴重な時間やお金を割き、より良い社会を作るためにボランティアの方々は実に熱心にサポートしてくれました。市民が自発的に動く参加型民主主義は日本の政治を変える唯一の可能性だと確信しています。プロセスにもこだわった選挙で衆議院の議席を勝ち取ったことには大きな意義があります。草の根民主主義をもっと横に広げるため、是非、一緒に行動していきましょう!




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