赤い椅子

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『博士の愛した数式』

2006-02-08 23:40:58 | ノンジャンル
映画ではなく本を読みました。
娘が借りてきた本を借りて一気に読みました。

映画の配役が判っているので、あらかじめイメージが出来上がってしまい、
それがよかったのか邪魔をしたのか・・・
でも面白かったです・・・というか心が温かくなる物語です。
こんな数学の先生がいて、数学を学んだらきっと数学というより数字がすきになること間違いなしです。
mamaGONのような数字嫌いでも数字の面白さを少し楽しみました。
でも映画ではどのように数字の面白さ、奥深さを表現しているのかしら・・・
と考えました。

作者の小川洋子さんは芥川賞を取った純文学作家だそうです。
数学者を主人公にした小説を書くために、数学者の研究室に取材をしたそうです。
「作品には作者の数学への憧憬、数学美への心酔がちりばめられている」と
取材を受けた数学者のことばがある。
数学への愛と博士への慕情・・・
小川さんはこの作品で数学と文学を結婚させた・・・とも。

人と人の心のつながりの温かさ、哀しさがいっぱいです。
阪神ファンのシャドーさん・・・きっとそこも共有できたのでしょう。

機会があれば映画を見てみたいと思います。
コメント (3)
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