博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大宋提刑官』まとめ

2010年01月09日 | 中国歴史ドラマ
作品全体の総括を次回やると予告していながら、放ったらかしにしてたのを今頃になって思い出しました(^^;) もう誰も気にしてないと思うのですが、下書きは長春にいる頃に出来上がっていたのでアップしておきます。

最初科学捜査物として始まったはずなのに、途中からは歴史物ではお馴染みの汚職追放キャンペーンドラマになっていた本作。このジャンルのドラマとしては『雍正王朝』の評価が最も高いのですが、本作の最終2シリーズの神展開を見てると、本作は『雍正王朝』を超えたと言わざるを得ない(^^;) ただ、貪官撲滅に積極的だった『雍正王朝』に対し、こちらは「最早何をやってもムダ」という諦念を感じてしまうのが何とも……

ちなみに本作には『大宋提刑官II』という続編がありますが、主役の宋慈が別の役者に交替、更に全41話で1つのエピソードを展開というあたり、思いっ切り地雷作品の予感が…… この手の続編で前作並みのクォリティを保った例なんて見たことないしなあ。

しかしこのドラマを見てると、日本の大河でもこのレベルの作品が作れんもんかと思ってしまいます。去年年末の『坂の上の雲』第1部も良かったですけど、こういうドンパチが無くてもしっかり見せる作品も見てみたいところ。
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