博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『逆水寒』その2 僕と契約して幇主になってよ!

2011年07月13日 | 武侠ドラマ
このドラマのキャッチフレーズは「ブラック幇会で幇主を勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」より「僕と契約して幇主になってよ!」の方がいいような気がしてきた今日このごろ。ということで今回は第7~13話まで鑑賞。

「逆水寒」に隠された秘密を知るため、神威鏢局の高風亮を訪ねようとする戚少商一行ですが、神威鏢局のある青田鎮に行くには雷家荘を通らなければなりません。しかし戚少商は雷家荘霹靂堂の堂主雷巻と過去に色々因縁があった模様。(2人は息紅涙をめぐる恋敵であったようです)しかも顧惜朝が雷巻の一族2人を殺害してそれを戚少商の仕業と見せかけ、雷巻は仇討ちのために顧惜朝とともに戚少商の行方を追うことに。

一方の戚少商一行は雷家荘への途上で女性2人と道連れになりますが、彼女たちは実は顧惜朝の妻の傅晩清と侍女の小玉でありました。互いに互いの身の上を知り、気まずい雰囲気になりますが、傅晩清は戚少商らが悪人であるとは思えず、猛毒「至寒箱子燕」に冒された彼らを救おうとしますが、ここで三寨主「紅袍諸葛」こと阮明正がお亡くなりに。このキャラ、サブヒロインとして最後まで出突っ張りかと思いきや、あっさり死んでしまいましたね。快活な女性軍師という珍しい設定で、個人的にお気に入りのキャラだったのですが……

妻が戚少商と同行していたのを知ると、彼女を騙くらかして居場所を突き止め、雷巻とともに「至寒箱子燕」の療養中の戚少商を襲撃する顧惜朝ですが、土壇場で雷巻が裏切って戚少商とともに顧惜朝を攻撃。雷巻曰く、「こいつには色々恨み辛みがあるが、こいつが漢奸だというのだけは信じられないのさ!」ということですが、雷巻さんカッコいい!

で、戚少商&雷巻のタッグに敗北した顧惜朝は命ばかりは助けられますが、簀巻きにされて林の中に放置され、それを朝廷側の将兵や妻に見られてしまうという最高に恥ずかしい状態に…… まあ、こいつの今までの所業を思い出すと、今更どんな目に遭ってもm9(^Д^)プギャーという感想しか出て来ないわけですが。

戚少商は雷巻主従を一行に加えて青田鎮に向かおうとしますが、青田鎮への道は朝廷側に封鎖されてしまい、双飛翼(ハンググライダーみたいなものらしい)で空でも飛ばなきゃ通過できないという事態に。仕方が無いので砕雲淵毀諾城へと足を運び、かつての恋人息紅涙から双飛翼を借りようということに。「僕とヨリを戻して下さい。そして双飛翼を貸して下さい。」と息紅涙に頼み込む戚少商ですが、当然そんなムシのいい頼み事が聞き入れられるはずもありません……

朝廷側にも動きがあり、「四大名捕」の1人鉄手が派遣され、顧惜朝に替わって戚少商を追跡することになりますが、このドラマ、『四大名捕』のシリーズ作だったのか…… その鉄手がかつて妻の晩清と恋仲であったということで嫉妬に駆られる顧惜朝ですが……
コメント
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