博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『逆水寒』その3 北宋末のオーパーツ

2011年07月22日 | 武侠ドラマ
『逆水寒』第14~20話まで見ました。

戚少商と婚約してから5年も放っておかれたということですっかりふて腐れていた息紅涙ですが、崖からダイブして戚少商に救われたところ、「べ、別にあんたのことを嫌ってるわけじゃないんだからねっ!」といきなりツンデレ化し、「双飛翼」を貸すことを承諾。下の画像がその「双飛翼」に戚少商が乗り込んでいるところなのですが……



ハングライダーじゃなくて飛行機ですね。どう見てもオーパーツです。本当にありがとうございました\(^o^)/ 

で、その「双飛翼」を弩で打ち落とそうとして失敗する顧惜朝に対して、火砲で攻撃して確実に戚少商を追い詰める鉄手。何か顧惜朝と鉄手の格の違いが現れてますねえ。もっとも、鉄手の方はダーティな顧惜朝らと一緒に仕事するのにだんだん嫌気が指してきて、「オレ、この任務が終わったら辞表を出して隠遁するんだ。そうしたらもう二度と『不得已』(やむを得ない)なんて言葉を使わないんだ……」なんてボヤいてますが。差し詰め「お上の犬としてブラックな任務を勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」といったところでしょうか(^^;)

鉄手に追い詰められた戚少商は一旦毀諾城に引き返して息紅涙・雷巻らとともに籠城を決め込むことに。……「双飛翼」、結局役に立ってNEEEEEEEE!!一方、傅晩清は父・傅宗書の意が戚少商の殺害ではなく、「逆水寒」に隠された密書の奪還にあることを知り、侍女の小玉に毀諾城に潜入させ、「逆水寒」を盗ませることに。その小玉が潜入した途端、「逆水寒」を持った息紅涙と出くわし、部下と勘違いした彼女から「これ、戚少商に返しといてね」と剣を渡され、いきなり任務に成功。……こんな適当な展開があるかいっ!(^^;)

「逆水寒」をゲットした傅晩清は剣の柄に隠された密書を取り出して焼却し、剣を顧惜朝に引き渡します。「これで惜朝も鉄手もこの任務から解放されるし、戚大侠の命も助かるのよね^^」と浮かれる彼女ですが、当の顧惜朝は後難を恐れてあくまで戚少商を死に追いやる所存。なぜか「逆水寒」を更に鉄手に引き渡し、戚少商を追跡させます。

毀諾城から何とか脱出した戚少商一行ですが、「逆水寒」を鉄手が持っているということで彼を追跡していたところ、当の鉄手が彼らの立て籠もる宿に出現。しかしここで顧惜朝が剣の柄に仕込んでいた猛毒が発動。鉄手をも巻き添えとなって窮地に陥る一同ですが、夫の腹黒さにドン引きした晩清が解毒に回ります。

戚少商は「逆水寒」の柄に仕込まれていた密書が既に焼却されてしまったことを知り、当初の目的通り神威鏢局の高風亮と会うべく青田鎮へと向かうことに…… ということでかなーり長い回り道を経てやっとこさ高風亮とご対面ということになりそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする