博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『花千骨』その6

2015年10月22日 | 武侠ドラマ
『花千骨』第29~34話まで見ました。

闇落ちして堕仙となった紫薫は、七殺派の単春秋と組み、雪山派の総本山玉濁峰を襲撃して神器「卜元鼎」を強奪。雪山派の救援に駆けつける白子画と花千骨ですが、卜元鼎の力による幻覚に苦しめられ、更に卜元鼎の毒に冒された千骨を治療したことにより、今度は尊上が毒に冒されることに。紫薫によれば尊上が卜元鼎の毒に冒されたことも彼の「生死劫」である千骨のせいだということですが、「生死劫」、万能すぎでしょ……

長留山に帰還した後は、尊上は兄弟弟子の世尊・儒尊にも卜元鼎の毒に冒されていることをひた隠しにし、絶情殿に籠もって修養に励みますが、解毒法を見出せないまま毒による発作が続き、あとはじわじわと死を待つばかりという状態に。千骨は同じ毒に冒された自分の血を飲ませて治療しようとしますが、尊上はそれを頑なに拒否。長留山では二度目の仙剣大会が近づいており、仙骨は尊上の身を案じつつも修練に励みます。

そうこうしている間に、以前に千骨が戯れに描いた尊上の上半身ヌード絵(術を使って尊上が入浴している所をのぞき見したことがある)を、霓漫天に盗まれてしまいます。


これがその絵。絹の手拭きに描いてます。以前に出てきた時には、まさかこれが後の展開に関わってくるとは思いもよらず (^_^;)

「この手拭きを返して欲しければ仙剣大会で私に負けなさい」と脅しをかける漫天。落書きが人目に触れる→尊上への恋心が明らかとなる→弟子と師匠の恋愛は御法度→破門ということのようですが……

そして仙剣大会当日。千骨は漫天に手を譲りながらも一撃必殺の機会を狙いますが、その殺気を尊上に見咎められ、彼の逆鱗に触れてしまいます。破門の危機と尊上の生命の危機、二つの不安に苛まれつつも、事情を誰にも明かせない千骨ですが、事情を薄々察知した東方卿が手拭きを漫天から奪還。一方、尊上はとっくに東方の正体が自分を仇敵視する異朽閣主人であることを察しており、彼に自分の死後千骨の面倒を見るよう託します。

そして尊上は、同門の漫天を仙剣大会で殺害しようとしたことで、千骨を自分の弟子から一般の弟子へと降格。千骨はその措置を受け入れつつも、卜元鼎の解毒薬を何とか探し当てようと決意するのでありました。

ということで、尊上の上半身ヌード絵でどれだけ話を引っ張るつもりなのかとw 本作に関して武侠ドラマとは言えないという意見を多く目にするのですが、こういうアホみたいな展開を堂々とやらかすあたり、どう見ても武侠ドラマです。本当にありがとうございました\(^o^)/
コメント
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