博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『武神趙子龍』その9

2016年06月22日 | 中国古典小説ドラマ
『武神趙子龍』第49~54話まで見ました。

呉では劉備から荊州を奪取しようと、孫権の妹孫尚香との婚約をエサに劉備を呉に呼び寄せます。子龍・柳慎も護衛として呉に赴くことに。それで牛玉が孔明より助言を収めた三つの錦の袋を子龍に届けに行くという役回りです。

で、甘露寺で劉備と孫権兄妹の母呉国太との対面となるのですが、この呉国太、孫権の配下が密かに劉備を射殺しようとするのを見破り、酒杯を投げて矢を逸らしたり、外出して装飾品店で暴漢を蹴散らしたりと、実はカンフーマスターだったという設定になっております。尚香が武芸好きなのはなぜか?→おかんがカンフーマスターだからだろうという発想なのでしょうか (^_^;)


見た目も貫禄溢れる呉国太。

そして劉備は呉国太に気に入られ、尚香との結婚が認められます。ついでに子龍を追ってきた公孫宝月も呉国太の義女となり、尚香とは義理の姉妹に。一方、牛玉は子龍や宝月に馬騰の娘であることが知られてしまい、馬騰のスパイと誤解されたまま兄馬超に連れられて西涼に帰ることになります。

その後は例によって劉備の呉脱出、周瑜の死、龐統を副軍師に迎えて益州に出征と、あれよあれよという間に話が進んでいきます。その間に西涼ではドラマに出てこないまま馬騰がナレ死し、ともに曹操への仇討ちを誓ったはずの馬超と韓遂が仲違い。ここで曹操の偽手紙を仕立て上げ、韓遂に渡したのが高則という展開に。子龍との決戦に敗れた後、楽淵に命を助けられて改心したと思われた高則ですが、もちろん改心などしておらず、意味も無く楽淵を殺め、馬超と韓遂を離間させたのを手土産に曹操のもとに帰参。ラストがまたぞろ子龍VS高則だと思うと、いささかうんざりしてきますが……
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