博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『青雲志』その1

2016年10月03日 | 武侠ドラマ
『青雲志』第1~5話まで見ました。いま中国エンタメで流行りの「玄幻物」ということになりますが、原作はその「玄幻」の草分け的存在のネット小説『誅仙』となります。ドラマ版についても『誅仙青雲志』という呼称もある模様。

物語は主人公・張小凡と林驚羽の幼馴染みが暮らす草廟村から始まります。村が突然魔教の一派「煉血堂」の手の者に襲撃され、生き残った2人。小凡は2人を助けた「天音閣」の普智に宝玉「噬血珠」を託され、普智の最後の弟子に指名されますが、普智はその事実と「噬血珠」の存在を誰にも明かさないよう言い渡し、絶命します。

そして2人は事態を知って駆けつけた「青雲門」の人々に助けられ、それぞれ入門。ただし驚羽がその身に秘める非凡な資質を評価され、「青雲門」七脈のうち有力派閥の「龍首峰」に弟子入りし、めきめきと頭角を現していくのに対し、小凡は至って平凡な資質しか持っていないということで、最弱派閥の「大竹峰」に配属され、五年経っても法術ひとつマスターできず、師匠の田不易に呆れられてばかりです。


小凡と、その姉弟子で田不易の娘の霊児と、ペットの霊獣小灰。動物のCGも飛躍的に進歩してますw 小凡を演じるのは、『古剣奇譚』で「360度死角なしのイケメン」と話題になった李易峰。


師匠の田不易。『宝蓮灯』の猪八戒役でお馴染みの謝寧。本作では他にもお馴染みの顔がちらほら……

その小凡が、6人の兄弟子や、「風回峰」の首座の息子でノリが軽い曾書書、女流の「小竹峰」の弟子でお堅いイメージの陸雪琪といった兄弟弟子に囲まれて学園生活みたいな修業の日々を送るわけですが、玄幻物の修業というと、どうしても中華版『ハリー・ポッター』みたいなノリになるんですね……

で、姉弟子の霊児が「煉血堂」の舵手年老大に攫われ、青雲山では斉昊や林驚羽・陸雪琪といった実力ある弟子を選抜して捜索隊を結成。実力不足ということで選抜から漏れた小凡は、曾書書とともにこっそりその捜索隊に加わることに。途中で年老大が母親の仇だという謎の少女碧瑶が一向に加わります。


碧瑶を演じるのは、『花千骨』や『後宮の涙』でお馴染み趙麗頴。

彼女の協力もあり、小凡と驚羽の幼馴染みコンビが年老大を打ち破り、麗児を無事に救出したものの、碧瑶がやはり魔教の一派らしい「鬼王宗」の主・鬼王の娘であることが明らかとなり……というあたりで次回へ。

この手のドラマはVFXがショボいとそれだけで幻滅してしまいがちですし、従来の玄幻はこの点がネックだったりしたのですが、本作に関してはVFXについては及第点に達しているようです。

コメント (7)
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