博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『青雲志』その2

2016年10月08日 | 武侠ドラマ
『青雲志』第6~10話まで見ました。

「青雲門」の七脈(七つの支部)の有望若手による「七脈会武」(天下一武道会みたいなアレだと思って下さい)が開催。我らが張小凡は有望でも何でもないわけですが、大竹峰はそもそも弟子の数が少ないということで、彼も師父・田不易から出場を認められます。

で、小凡くんは最初のくじ引きで一回戦の不戦勝枠を得たうえに、二回戦以後も自らの法宝の力で勝ち進んでいきます。小凡の法宝というのは、彼が偶然に得た「焼火棍」(竈の火かき棒)の先端に、草廟村で普智に託された「噬血珠」が嵌まったもの。その「焼火棍」から、小凡の実力以上の禍々しい力が発揮される様子を見て、青雲門の門徒たちは小凡が「旁門左道の徒」ではないかと言い立てます。「焼火棍」(というより「噬血珠」)が何やら呪いのアイテムのような様相を呈してきましたが……

そして準決勝。青雲門で唯一の女流・小竹峰の筆頭弟子で、対戦相手はこれまでも交流の会った陸雪琪。対戦中に「噬血珠」の力により、二人とも小凡の心魔(心の闇)が作りだした世界、村人たちが「煉血堂」の手の者によって皆殺しにされる前日の草廟村に閉じ込められてしまいます。雪琪の力もあって何とか脱出を果たしますが、二人とも負傷によって試合続行不可能となり、「七脈会武」は打ち切りに。

そして小凡が「旁門左道の徒」、すなわち魔教の手の者であるかどうかは、掌門や田不易を含めた七脈の首座たちの裁定に持ち越されます。結果、「焼火棍」は持ち主に取り付き、その生命を吸い取って力に替える「血煉之物」ではあるが、小凡がこれを得たのは偶然によるものであり、彼は魔教の徒ではないと判断が下されます。どうやら本当に外そうとしても外せない呪いの装備の類であったようです。

田不易の力添えもあって体力を回復した小凡は、「七脈会武」の準決勝まで勝ち進んだ他の三人、雪琪と草廟村以来の幼馴染みの林驚羽、親友の曾書書とともに、青雲門の至宝のひとつ「九儀鼎」から武功を授かります。そしてそれぞれ青雲山から下山しての腕試しの旅が許可されることに。


小凡ら「七脈会武」の四強たち。

書書とともに、彼の母方の祖父がいるという渝都へと旅立つ小凡ですが、一方、青雲門では、掌門道玄の筆頭弟子で、魔教に潜伏して諜報活動をしていた蕭逸才が、魔教の一派「鬼王宗」の主の鬼王(前回登場した碧瑶の父親に当たります)に「獣神之血」を飲まされ、狼男のように徐々に獣化していくことに。,b>このドラマでも熊人間さんみたいなのが登場することになるんでしょうか。そして驚羽の師父・蒼松も魔教と関わりがあるようですが?

ということで、ホグワーツのような門派教育機関、天下一武道会、自分だけのアイテム、心の闇と、玄幻物のデフォルトが出揃ってきた感じです。そして本作では終盤近くで、やはり玄幻のデフォルトである闇落ちもきっちり出てくる模様 (^_^;)
コメント (2)
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