『三国機密之潜龍在淵』第28~33話まで見ました。
曹丕と司馬懿は鄴から出たところで袁熙の手勢に取り囲まれ、甄宓を奪還されてしまいます。その後官渡の曹操の陣に到着しますが、曹植が軍営を出払っている父親の名代を務めておりました。曹操の後継者の地位を念頭に「今のうちに曹植を追い落とそう」というわけで、司馬懿の入れ知恵で曹丕は曹操・郭嘉が運搬してきた兵糧の一部が穀物ではなく砂が詰めてあるのを摘発し、曹植の監督不行届を責めるのですが、実のところそれそれは兵糧不足をごまかすために曹操・郭嘉が仕込ませたものなのでした。ということで「お前わかっててやってるやろ?」とばかりに、郭嘉からスケープゴートとして処刑された兵糧監督官の首を送りつけられてしまう司馬懿……

一方、袁紹の陣で足止めを食らい、間諜ではないかと疑われた劉平は、袁紹らに自分が皇帝であると種明かしをしますが、袁紹を見限って曹操に肩入れすることを決意。袁紹側の兵糧の隠し場所の情報を郭嘉に流します。

曹操はその情報を承けて兵糧が隠されている陽武に出撃。司馬懿は一介の隊長のような顔をして出撃の準備をしていた曹操と遭遇。ということでようやく曹操が登場しました。中の人は『那年花開月正圓』で沈四海を演じていた謝君豪。悪くはないのですが、さすがに『軍師聯盟』の曹操よりは見劣りがするなと……
そして曹丕は司馬懿のセッティングにより張繍の口から、宛城の変の際の長兄・曹昂の死の真相を知らされます。実は張繍による曹操の襲撃は曹丕の実母・卞夫人が仕組んだことで、丁夫人の子の曹昂を亡き者にして自分が産んだ曹丕らを後継に据えるのが目的であり、曹操・曹丕は手を回して逃がすよう手はずが打たれていたとのこと。曹操も後にそのあたりの事情を察知し、曹昂の死によって長子となった曹丕を疎むようになったということでした。
事実を知らされた曹丕はやけ気味となり、かつて自分の命を奪おうとした王越に官渡の乱戦の中で再会すると自分の命を差し出そうとしますが、なぜか王越に気に入られて弟子入りすることに。 曹丕「オレに剣法を教えたらいつかそれであんたを殺すかもしれないぜ?」 王越「その意気だ!」 この作品ひょっとして武侠ドラマなんでは……? 曹丕はこの王越に彼の弟・王服の死の黒幕は劉平であるという嘘情報を告げ、憎悪を煽っておりますが……
乱戦の中で劉平・伏寿は唐瑛の身柄を引き取り、袁紹のもとから逃れて曹操の陣へと向かいますが、実は唐瑛は戦いに先立って袁紹から服従の証の慢性の毒薬を飲まされていたのでした。やはり武侠ドラマによく出てくるシチュエーションですね。その毒薬は袁紹の参謀・蜚先生の手によるもので、解毒薬は彼にしか作れないということですが、その頃蜚先生は烏巣にてかつての弟弟子の郭嘉と対峙し、郭嘉が師匠・華佗の娘を襲ったのは、自分が密かに彼に春薬を盛ったからで、自分は二人の中に嫉妬していたのだと告白。逆上した郭嘉によって刺殺されていたのでした…… その郭嘉も刺殺した際に蜚先生の毒血を浴び、昏倒してしまいます。
官渡の戦いは曹操側の勝利に終わり、劉平はここで初めて曹操と対面。曹丕は捕虜として連行されてきた甄宓と再会し、父親から二人の結婚を認められます。そして郭嘉は劉平の治療により命を取り留めます。そのお礼にということで郭嘉は自分の血を提供し、それを飲ませることで唐瑛の治療に協力。また、司馬懿との結婚のため、唐瑛を死んだことにして身分を抹消するのに協力することも約束したのでした。司馬懿は曹操からの任官の誘いを固辞し、唐瑛を妻として故郷温県へと連れ帰ります。ここで鄴の話で彼の親友となった審栄が再登場しますが、このドラマ、こういうキャラクターの使い方も丁寧なんですよね。
曹操・劉平らは鄴に入った後に許都へと凱旋しますが、曹操の口から「楊平はどこにいる?」という不穏な言葉が出たところで次回へ。今回は官渡の戦いの話だったわけですが、大軍がぶつかり合う場面はなし。でもやっぱりそんなのがなくてもちゃんと面白いんですよね。
曹丕と司馬懿は鄴から出たところで袁熙の手勢に取り囲まれ、甄宓を奪還されてしまいます。その後官渡の曹操の陣に到着しますが、曹植が軍営を出払っている父親の名代を務めておりました。曹操の後継者の地位を念頭に「今のうちに曹植を追い落とそう」というわけで、司馬懿の入れ知恵で曹丕は曹操・郭嘉が運搬してきた兵糧の一部が穀物ではなく砂が詰めてあるのを摘発し、曹植の監督不行届を責めるのですが、実のところそれそれは兵糧不足をごまかすために曹操・郭嘉が仕込ませたものなのでした。ということで「お前わかっててやってるやろ?」とばかりに、郭嘉からスケープゴートとして処刑された兵糧監督官の首を送りつけられてしまう司馬懿……

一方、袁紹の陣で足止めを食らい、間諜ではないかと疑われた劉平は、袁紹らに自分が皇帝であると種明かしをしますが、袁紹を見限って曹操に肩入れすることを決意。袁紹側の兵糧の隠し場所の情報を郭嘉に流します。

曹操はその情報を承けて兵糧が隠されている陽武に出撃。司馬懿は一介の隊長のような顔をして出撃の準備をしていた曹操と遭遇。ということでようやく曹操が登場しました。中の人は『那年花開月正圓』で沈四海を演じていた謝君豪。悪くはないのですが、さすがに『軍師聯盟』の曹操よりは見劣りがするなと……
そして曹丕は司馬懿のセッティングにより張繍の口から、宛城の変の際の長兄・曹昂の死の真相を知らされます。実は張繍による曹操の襲撃は曹丕の実母・卞夫人が仕組んだことで、丁夫人の子の曹昂を亡き者にして自分が産んだ曹丕らを後継に据えるのが目的であり、曹操・曹丕は手を回して逃がすよう手はずが打たれていたとのこと。曹操も後にそのあたりの事情を察知し、曹昂の死によって長子となった曹丕を疎むようになったということでした。
事実を知らされた曹丕はやけ気味となり、かつて自分の命を奪おうとした王越に官渡の乱戦の中で再会すると自分の命を差し出そうとしますが、なぜか王越に気に入られて弟子入りすることに。 曹丕「オレに剣法を教えたらいつかそれであんたを殺すかもしれないぜ?」 王越「その意気だ!」 この作品ひょっとして武侠ドラマなんでは……? 曹丕はこの王越に彼の弟・王服の死の黒幕は劉平であるという嘘情報を告げ、憎悪を煽っておりますが……
乱戦の中で劉平・伏寿は唐瑛の身柄を引き取り、袁紹のもとから逃れて曹操の陣へと向かいますが、実は唐瑛は戦いに先立って袁紹から服従の証の慢性の毒薬を飲まされていたのでした。やはり武侠ドラマによく出てくるシチュエーションですね。その毒薬は袁紹の参謀・蜚先生の手によるもので、解毒薬は彼にしか作れないということですが、その頃蜚先生は烏巣にてかつての弟弟子の郭嘉と対峙し、郭嘉が師匠・華佗の娘を襲ったのは、自分が密かに彼に春薬を盛ったからで、自分は二人の中に嫉妬していたのだと告白。逆上した郭嘉によって刺殺されていたのでした…… その郭嘉も刺殺した際に蜚先生の毒血を浴び、昏倒してしまいます。
官渡の戦いは曹操側の勝利に終わり、劉平はここで初めて曹操と対面。曹丕は捕虜として連行されてきた甄宓と再会し、父親から二人の結婚を認められます。そして郭嘉は劉平の治療により命を取り留めます。そのお礼にということで郭嘉は自分の血を提供し、それを飲ませることで唐瑛の治療に協力。また、司馬懿との結婚のため、唐瑛を死んだことにして身分を抹消するのに協力することも約束したのでした。司馬懿は曹操からの任官の誘いを固辞し、唐瑛を妻として故郷温県へと連れ帰ります。ここで鄴の話で彼の親友となった審栄が再登場しますが、このドラマ、こういうキャラクターの使い方も丁寧なんですよね。
曹操・劉平らは鄴に入った後に許都へと凱旋しますが、曹操の口から「楊平はどこにいる?」という不穏な言葉が出たところで次回へ。今回は官渡の戦いの話だったわけですが、大軍がぶつかり合う場面はなし。でもやっぱりそんなのがなくてもちゃんと面白いんですよね。
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