『美人心計』『宮』でお馴染み于正が脚本&プロデュースを担当した『笑傲江湖』を見始めました。今回は第1~6話まで鑑賞。
物語は原作の開始時点より10年前、五岳剣派と日月神教との戦いから始まります。実はこの戦いは日月神教副教主の東方不敗が仕組んだもので、戦いの最中に日月神教の任我行が走火入魔してしまい、教主の地位を東方不敗に奪われたうえに西湖の湖底に幽閉されてしまいます。そしてその任我行と互角の勝負をした嵩山派の左冷禅が五岳剣派の盟主に就任。
東方不敗は原作では去勢した男性で、去勢以来女性趣味になったという設定ですが、今回のドラマでは元々女性で、普段は男装しているので周りからは男性と思われているという設定のようです。
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「去勢した男性が女性趣味になった?めんどくせ。そんなら最初から女性ということでええやろ」という発想なんでしょうかw
それから10年。妓女のふりをして妓楼にやって来る正派の人士の動向を探っていた東方不敗は、青城四秀にからまれているところを華山派の一番弟子令狐冲に助けられ、彼に惚れてしまいます。原作ファンの方、「そんな話ではなかったはず」というツッコミは取り敢えず置いといて下さい(^^;) そして令狐冲は師父の岳不群に青城山にお詫びに行かされることになりますが、青城山の門前で足止めを喰らってしまい、ならば仙鶴に乗って中に入ろうということに。
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これは原作の世界観を無視した展開だというので、テレビ放映時にファンの間で問題となったということですが……
その青城派は林家から「辟邪剣譜」を奪い取ろうと画策しており、都で錦衣衛を務めていた林震南一家が辞職して船で帰郷していたところを襲撃し、身柄を確保。しかし林震南の息子の林平之は岳不群の娘の岳霊珊に助けられ、群雄の集まる衡山へと逃亡。
一方、令狐冲も岳不群の命で劉正風の引退式に出席すべく衡山へ。そこで色魔の田伯光から恒山派の尼僧儀琳を助け出したり、田伯光が実はミツグ君だったという悲しい過去が発覚したり、男装した東方不敗と友情を深めたりしています。その東方不敗も光明右使の曲洋と衡山派の劉正風との関係を不審に思い(ちなみに曲洋も劉正風もこのドラマでは若いイケメン)、密かに衡山へと向かいますが……
ということでこのドラマ、原作からかなりアカン方向にアレンジされています。しかも于正は実は原作をちゃんと読んでおらず、香港TVB1996年放映呂頌賢主演のドラマ版を下敷きにしているのではないかという指摘もされています。確かに10年前の日月神教と五岳剣派との戦いから話が始まったり、令狐冲が青城山にお詫びに行くといった展開は、呂頌賢版のオリジナルエピソードを取り入れたものだと思われます。
しかし第6話まで見てきて、段々これはこれでいいんじゃないかという気がしてきました(^^;) 元々『笑傲江湖』の原作のテーマにちゃんと向き合った映像化作品なんて無いわけですし、諸事情によってこれからもおそらく作られることはないことを考えると、これぐらい原作を無視しているのは寧ろ潔いとすら思えるのです。ということで、現段階では于正が原作をちゃんと読んでいないという部分も含めて前向きに評価したい所存です。まあ、最後まで見たら「呸ーッ!」という感想になるんかもしれませんけどw
物語は原作の開始時点より10年前、五岳剣派と日月神教との戦いから始まります。実はこの戦いは日月神教副教主の東方不敗が仕組んだもので、戦いの最中に日月神教の任我行が走火入魔してしまい、教主の地位を東方不敗に奪われたうえに西湖の湖底に幽閉されてしまいます。そしてその任我行と互角の勝負をした嵩山派の左冷禅が五岳剣派の盟主に就任。
東方不敗は原作では去勢した男性で、去勢以来女性趣味になったという設定ですが、今回のドラマでは元々女性で、普段は男装しているので周りからは男性と思われているという設定のようです。
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「去勢した男性が女性趣味になった?めんどくせ。そんなら最初から女性ということでええやろ」という発想なんでしょうかw
それから10年。妓女のふりをして妓楼にやって来る正派の人士の動向を探っていた東方不敗は、青城四秀にからまれているところを華山派の一番弟子令狐冲に助けられ、彼に惚れてしまいます。原作ファンの方、「そんな話ではなかったはず」というツッコミは取り敢えず置いといて下さい(^^;) そして令狐冲は師父の岳不群に青城山にお詫びに行かされることになりますが、青城山の門前で足止めを喰らってしまい、ならば仙鶴に乗って中に入ろうということに。
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これは原作の世界観を無視した展開だというので、テレビ放映時にファンの間で問題となったということですが……
その青城派は林家から「辟邪剣譜」を奪い取ろうと画策しており、都で錦衣衛を務めていた林震南一家が辞職して船で帰郷していたところを襲撃し、身柄を確保。しかし林震南の息子の林平之は岳不群の娘の岳霊珊に助けられ、群雄の集まる衡山へと逃亡。
一方、令狐冲も岳不群の命で劉正風の引退式に出席すべく衡山へ。そこで色魔の田伯光から恒山派の尼僧儀琳を助け出したり、田伯光が実はミツグ君だったという悲しい過去が発覚したり、男装した東方不敗と友情を深めたりしています。その東方不敗も光明右使の曲洋と衡山派の劉正風との関係を不審に思い(ちなみに曲洋も劉正風もこのドラマでは若いイケメン)、密かに衡山へと向かいますが……
ということでこのドラマ、原作からかなりアカン方向にアレンジされています。しかも于正は実は原作をちゃんと読んでおらず、香港TVB1996年放映呂頌賢主演のドラマ版を下敷きにしているのではないかという指摘もされています。確かに10年前の日月神教と五岳剣派との戦いから話が始まったり、令狐冲が青城山にお詫びに行くといった展開は、呂頌賢版のオリジナルエピソードを取り入れたものだと思われます。
しかし第6話まで見てきて、段々これはこれでいいんじゃないかという気がしてきました(^^;) 元々『笑傲江湖』の原作のテーマにちゃんと向き合った映像化作品なんて無いわけですし、諸事情によってこれからもおそらく作られることはないことを考えると、これぐらい原作を無視しているのは寧ろ潔いとすら思えるのです。ということで、現段階では于正が原作をちゃんと読んでいないという部分も含めて前向きに評価したい所存です。まあ、最後まで見たら「呸ーッ!」という感想になるんかもしれませんけどw
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