『薛仁貴伝奇』第27話~最終32話まで見ました。
朝廷では薛仁貴の最大の庇護者であった太宗が崩御し、高宗が即位。李道宗・張美人夫妻は張士貴の仇を討つべく早速行動を開始。薛仁貴を屋敷に招いて眠り薬を飲ませ、娘の翠雲郡主を殺したという濡れ衣を着せて告発します。薛仁貴は高宗から死刑を言い渡されますが、眠り薬が良く効いていて高宗の御前に引っ張り出された時も、処刑される時も、また寸手の所で処刑が延期されて投獄された後もグースカ眠ったまんまの状態です。というか、誰か不審に気づけよという話ですが……
その後、あまりのことに火頭軍の面々が朝廷に対して反抗の姿勢を採ったり、尉遅恭が諫死したり、それでまた尉遅恭の一族が宮廷に怒鳴り込んだりして騒動は大きくなるばかり。薛仁貴は結局処刑を免れたものの庶民の身分に落とされることに。
ところがそこに西涼が唐に攻め入ったとの知らせが入り、高宗は薛仁貴を総大将として西涼を討伐させようと彼のもとに使者として羅通・秦懐玉を派遣しますが、二人が薛仁貴宅を訪ねてみると葬儀が行われており、薛仁貴の家族や部下たちは彼が死んだと言い張って西涼討伐の命を取り合わず……
忠良な武将が陥れられ、都合が悪くなったら元の地位に戻そうとする展開はもうまんま『楊家将』ですね。ただ、この作品の場合は適度にコメディの要素を取り入れているので、それほど悲愴感は感じないんでありますが。実際、秦懐玉の幼い息子とその仲間たちが自分たちのヒーローである薛仁貴をいじめるにっくき李道宗を袋叩きにしたりとコメディチックな展開が続きます。張鉄林演じる李道宗はこの場面以外にも息子の世代にあたる高宗に何回も泣きついたりと情けない姿を見せまくり、この人が『還珠格格』で名君・良き父親としての乾隆帝を演じていたとは微塵も思わせないような、肩の力が抜けきった演技を見せてくれます(^^;)
しかし渤遼遠征終了後の展開は蛇足のような感じですね。見所もそこまでで出尽くしてますし。あと、薛仁貴の息子の丁山が結局行方不明のまま終わってしまうのも何だかなあという感じです。一応ラストのナレーションでその後の顛末が語られますが、それなら行方不明になるという展開にしなくて良かったのでは……
朝廷では薛仁貴の最大の庇護者であった太宗が崩御し、高宗が即位。李道宗・張美人夫妻は張士貴の仇を討つべく早速行動を開始。薛仁貴を屋敷に招いて眠り薬を飲ませ、娘の翠雲郡主を殺したという濡れ衣を着せて告発します。薛仁貴は高宗から死刑を言い渡されますが、眠り薬が良く効いていて高宗の御前に引っ張り出された時も、処刑される時も、また寸手の所で処刑が延期されて投獄された後もグースカ眠ったまんまの状態です。というか、誰か不審に気づけよという話ですが……
その後、あまりのことに火頭軍の面々が朝廷に対して反抗の姿勢を採ったり、尉遅恭が諫死したり、それでまた尉遅恭の一族が宮廷に怒鳴り込んだりして騒動は大きくなるばかり。薛仁貴は結局処刑を免れたものの庶民の身分に落とされることに。
ところがそこに西涼が唐に攻め入ったとの知らせが入り、高宗は薛仁貴を総大将として西涼を討伐させようと彼のもとに使者として羅通・秦懐玉を派遣しますが、二人が薛仁貴宅を訪ねてみると葬儀が行われており、薛仁貴の家族や部下たちは彼が死んだと言い張って西涼討伐の命を取り合わず……
忠良な武将が陥れられ、都合が悪くなったら元の地位に戻そうとする展開はもうまんま『楊家将』ですね。ただ、この作品の場合は適度にコメディの要素を取り入れているので、それほど悲愴感は感じないんでありますが。実際、秦懐玉の幼い息子とその仲間たちが自分たちのヒーローである薛仁貴をいじめるにっくき李道宗を袋叩きにしたりとコメディチックな展開が続きます。張鉄林演じる李道宗はこの場面以外にも息子の世代にあたる高宗に何回も泣きついたりと情けない姿を見せまくり、この人が『還珠格格』で名君・良き父親としての乾隆帝を演じていたとは微塵も思わせないような、肩の力が抜けきった演技を見せてくれます(^^;)
しかし渤遼遠征終了後の展開は蛇足のような感じですね。見所もそこまでで出尽くしてますし。あと、薛仁貴の息子の丁山が結局行方不明のまま終わってしまうのも何だかなあという感じです。一応ラストのナレーションでその後の顛末が語られますが、それなら行方不明になるという展開にしなくて良かったのでは……
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/38/5c627c2bbd53e6d0aa8a35c57548cb3b.jpg)
これについて、父子が並んでいたら、話がややこしくなるからではという人もいるようですが、本当のところはどうなのでしょうか。
ともあれ、割とすっきりしたというか、希望をもたせる終わり方でよかったヨカッタ、という感じでした。ひどい作品だとこのあとのナレーションで思い切り突き放したように「その後薛一族は武則天ににらまれて殺されました」とやってがっくりさせたりしますからね。
>「その後薛一族は武則天ににらまれて殺されました」
そんな鬱なラストのドラマがあるんですか。薛仁貴物も『楊家将』みたいにダメな上官にいじめられたりする部分があるとは言え、これは……(^^;)
そうでしたか。ひとまず一安心(^^;) でも確かにラストが鬱なドラマってありますよね……
この作品の続編(?)として「薛丁山」というドラマがありますが、ご覧になりましたでしょうか?結構好みは分かれそうですが、見て損はないと思いますよ。
どうもお久しぶりです!
というかここから更にシリーズが続いてたんですか…