博客 金烏工房

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『問君能有幾多愁』その1

2009年04月21日 | 中国歴史ドラマ
前々から気になっていたこの作品、『問君能有幾多愁』ですが、先日北京に行った折にDVDを入手。内容は以前紹介したように、要するに南唐の李と趙匡胤が劉涛演じるヒロインをめぐって三角関係になるというストーリーなんですが、『連城訣』の狄雲や『大漢風』の韓信などいつもはいじめられ役の呉越さんがこの作品ではいじめる側の趙匡義を演じるなど、見所が満載なのであります(^^;)

で、今回は第1~7話まで鑑賞。

時は五代十国。趙匡胤は女遊びばかりしている後漢の隠帝が入り浸る妓楼を焼き討ちしてお尋ね者となり、盗賊となっていたところを、宮廷内での皇位継承争いに嫌気が指して家出していた李従嘉(後の南唐後主李。ニッキー・ウーが演じてます)と出会い、意気投合。

李従嘉の薦めで南唐の都金陵へと向かう趙匡胤ですが、そこで南唐の重臣の令嬢でありながらなぜか踊り子をしていたヒロイン周娥皇(これを劉涛が演じています)と出会い、お互い惚れ合って結婚の約束までして別れますが、その後趙匡胤は武侠物のお約束通り厄介事に首を突っ込んで瀕死の重傷を負い、傷の養生をしている間に周娥皇は心ならずも李従嘉の正妃として入内することに。

周娥皇の婚姻を知って失意の趙匡胤はその後後周の郭威のもとに身を投じてメキメキと頭角を現し、皇帝郭威・柴栄の片腕として南唐征伐の急先鋒となります。一方、南唐の宮廷では皇位継承者候補であった叔父の李景遂、兄の李弘冀が相次いで死去し、文弱の李従嘉が太子の地位に……

ということでここまで一気に話が進みます。それにしても黄文豪演じる趙匡胤は義気があって腕も立つという非常にいい男ですな(^^;) 彼が後周の武将になるまでの展開はマンマ武侠物のノリですが、元々太祖拳という拳法を作りだしたという伝説もありますし、まるで違和感がありません。

それに対して李従嘉の方は「僕は政治のことは分からない。父上や叔父上、兄上に任せておいたら間違いないよ。」「どうしてみんな戦争するのかな。僕は民が平安に日々を送れたらそれでいいと思っている。」なんて呑気にのたまう始末…… これから彼が延々といじめられる展開が続くはずですが、この李は同情できなさそうです(^^;)

呉越演じる趙匡義は今のところ目立って活躍する場面はありませんが、兄とともに金陵に潜入した際に李従嘉と周娥皇が屋敷でイチャついているところをのぞき見するシーンで、目つきがマジなのが怖い……

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2 コメント

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Unknown (さとうしん)
2009-05-03 21:40:03
>ふたばさま
どうもお久しぶりです!
実はふたばさんのブログも鑑賞の参考にさせてもらってます(^^;)
趙匡胤、確かにカッコいいですよね。このドラマの中で一番好きなキャラです。

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おお…! (ふたば)
2009-05-03 20:24:33
おひさしぶりです!
このドラマで語り合える人ができて嬉しいです(笑)
そうなんですよ~、宮廷モノかと思ってたら、趙匡胤が皇帝になるまでとっても武侠ちっくだったので、序盤はかなり楽しめました。
このドラマの中では趙匡胤、無茶苦茶かっこよかったですよね~。
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