ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

ハードウェア構成と、それを実現するJavaのフレームワーク、要素技術のまとめ

2005-04-12 15:32:25 | JavaとWeb
前のブログで、


 一方、フレームワークは、そういうのがあるかというと、
  クライアントーサーバーで行う場合、
     サーバー側で画面をつくる      サーブレット,JSPまたはStruts
     クライアント側で画面をつくる    JavaScript、VBScript、アプレット
  など、考え方はある。。。けど、これもまとまってない。

 そのうちまとめるかも。。


と書いたので、JAVAにおいて、ハードウェア構成と、それを実現するフレームワークの対応をまとめてみました。なお、以下のものは、一般論で、これ以外にも、フレームワークとして成り立つものはあります。




■■ スタンドアロンの場合
 GUIを使わないなら、なにも悩むことはない。フレームワークを使わず、好きにかける。
 GUIを使う場合、AWT,SWING,eclipseのSWTとか、使うGUIにより書き方変わる


■■ クライアントサーバーの場合

(1)クライアント側に画面表示する
   (1-1)サーバーで画面を作成する
        ・サーブレットを利用する
        ・Strutsを利用する
        ・JSPを利用(併用)する

   (1-2)クライアントで画面を作成する
        ・java Scriptで行う
        ・appletで行う(特に図形表示など)

(2)クライアント側に画面表示をしない(GUIを利用しない)
    ・RMI
    ・EJB
    ・Webサービス
    ・CORBA(InterstageのCBS,CBMなども含む)


■■ P2Pの場合
JXTAというのがあるらしいが、使ったことがない。


■■ すべての場合に
・ソケットでポートを空けて通信
 コネクションをつなぎっぱなしにしたいとき便利
 基本的になんでもできる。




 実際には、いくつかを組み合わせて使います。たとえば、StrutsとJava Scriptを利用したり。

 また、サーブレットを利用するけど、サーブレットでは画面表示を行わないで(textでデータを受け渡しして)、クライアント側でSWINGなどを使って画面を書いて表示することなどもあります
 たとえば、いくつかの支店の在庫を問い合わせる場合、各支店のスレッドを発生させ、在庫チェックすると、サーバーで多くのスレッドが発生し、処理が遅くなるので、クライアントでスレッドを発生させ、GUI表示するケースなどがあります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PMBOKに書いてあるプロジェクトの進め方と読み方(知識エリアとプロセス群にそって)

2005-04-12 09:05:56 | 開発ネタ
みかままさんの日記を見て、ちょっとPMBOKについて、書いておきたいことがあったので、そのお話。

 なお、PMBOKについては、プロジェクトマネジメント知識体系ガイドの第二版しか持ってない(最新は第三版)なので、第二版をベースに書いています。

 PMBOKは、9つの知識エリアがありますよね(知らなかった人は、「あるんです」。これを知らないと話が続かない)。

1.プロジェクト統合マネジメント
2.プロジェクト・スコープ・マネジメント
3.プロジェクト・タイム・マネジメント
4.プロジェクト・コスト・マネジメント
5.プロジェクト品質マネジメント
6.プロジェクト人的資源マネジメント
7.プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
8.プロジェクト・リスク・マネジメント
9.プロジェクト調達マネジメント

で、それらは、プロジェクトの流れ(プロセス群)の中、つまり、立ち上げ、計画、実行、コントロール、終結の中で、いろいろと実施されるわけですが、
・あるプロセスの中で、知識エリアすべて行われるわけではない。
  →たとえば、立ち上げエリアでは、「プロジェクト・スコープ・マネジメント」に属する「立ち上げ」作業しかない。

・さらに、その中でも、「計画」、「実行」、「コントロール」の中には、ほとんどのプロジェクトで行われる「コア・プロセス」と、プロジェクトによっては行われない、プロジェクトの特性によって行われる補助プロセスがあります。
 (この説明は、第二版だと、33ページの下にコアプロセス、34ページ中ごろに補助プロセスの説明があります。以下、ページ数は、第二版のページです)

 ここで、コアプロセス「だけ」を書くと、以下のとおりになります。
・立ち上げ:スコープ(32ページ 図3-4)
・計画:スコープ、タイム、コスト、リスク、統合(33ページ 図3-5)
・実行:統合(35ページ 図3-6)
・コントロール:コミュニケーション、統合(36ページ 図3-7)
・終結:調達、コミュニケーション(37ページ 図3-8)




そして、これらの作業を具体的にわかりやすく書くと、以下のとおりです

■■ 立ち上げ:スコープ
 立ち上げ作業を行う(54ページ)。
 ここで、プロジェクトマネージャーがきまって、そのプロジェクトの条件などがきまる。
 プロジェクトの根拠となるもの(契約書など。プロジェクト憲章)ができる。


■■ 計画:(1)スコープ、(2)タイム、(3)コスト、(4)リスク、(5)統合
(1)プロジェクトの目的と、成果物がきまり(スコープ計画 56ページ)、その成果物を構成要素にまとめる(WBSで記述される。スコープ定義 59ページ~)。
(2)その構成要素を作るために、しなきゃいけないことを順番にならべて(アクティビティ定義65ページ)、その「しなきゃいけないこと」にかかる時間をみつもり(アクティビティ所要時間見積り)、スケジュールを作成する(スケジュール作成75ページ)
(3)その一方で、「しなきゃいけないもの」を行うための、人、モノ(機器、資材)についての資源を決定し、そこから金=コストの見積もりを出す(資源管理とコスト見積もり)。そしたら、予算化しよう(コストの予算化)
(4)そして、これらのアクティビティとスケジュール、コストをもとに、リスクを識別し、分析する(リスクマネジメント計画129ページ~)
(5)そしたら、プロジェクト計画書として、まとめよう(プロジェクト計画の策定)


■■ 実行;
プロジェクト計画書に書いてあるすべきこと(アクティビティ)を実行すべし(プロジェクト計画の実行P46)


■■ コントロール:(1)コミュニケーション、(2)統合
(1)進捗報告をしよう(実績報告 P122)
(2)変更すべきところがあれば、変更しよう(統合変更管理 P47) 


■■ 終結:(1)調達、(2)コミュニケーション
(1)契約が完了した(もしくは中止になった)手続きをする(契約完了 P158)
(2)プロジェクトの結果の文書化(完了手続き P125)




これらの手続きをもとに、あとは、いろいろと追加していくことになる。

で、今書いたように、PMBOKの本のいやらしさは、知識エリア順に書いているので、頭から読んでいくと、いろんなプロセス群が入り乱れてかいてあって、????となってしまう。

 この本の読み方は、ずばり!こうです。

(1)P38ページの「プロセス群と知識エリアによるプロジェクトマネジメントのプロセスの分類表示」からみるべし。
(2)P32からP37の各プロセス群の内容をみて、コアプロセスと補助プロセスを確認すべし
(3)コアプロセスについて、各プロセスの図から、指定されている章の内容をみて読むべし
   →まず、成果物をみて、その章で、なにを作ろうとしているのか確認してから読むべし
(4)なっとくしたら、補助プロセスについて読むべし
(5)のこっちゃったので、はじめのページから32ページまでをよむべし。

以上っす

ついしん:昨日のアクセス数は、最近の中で一番多かった。
 なんで、そのうち、流通XML-EDIの概説書の中身とそれをJavaで表現したものをやろうと思います(今日は、違うねたを用意しているので、明日以降)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする