「真夜中の俳諧者の話を聞いたかい?
みんな、行ってみなよ。
台所のドアを閉め、
別に危険があるって発したりしない。
黒猫の姿に身を包み、
雄鶏が啼く頃にはいなくなっちまう。
ボストンの話じゃあない。
寝室のドアを閉めたあいつだ。
通り魔で、強姦魔で、鋭いナイフを持ち、
忍び足でうろつく。
もしくは、頭をかち割ってひっかきまわす。
キミたちがまだ見たことがない奴だ・・・」
なんか、恐ろしい話を歌っておりますな。
歌詞の最後の方には「真夜中の俳諧者」と自分がごっちゃになっていって、二重人格のようなかんじで終わっていくんだけど、
この頃は、いろいろと、ミックやキースの身の回りがあわただしくて、ストレスが相当たまってたようですぞ。
麻薬不法所持で逮捕されたりしてね。
TVのインタビューでミックが
「国家権力に俺たちははめられたんだ。俺たちをスケープゴートにして、若者たちをコントロールしようとしてるんだ・・・」
と、力なく発言してる映像が残ってて、とても印象的です。
個人的には、「ロックンロールショーじゃないんだぜ」っていうフレーズがあって、それがすごく気に入ってるんだけど、彼らにしてみたら「真夜中の俳諧者」になって、何もかもぶち壊したかったんだろうなあって気がする。
まあ、ホントに有名になったらなったで、大変なことに巻き込まれちゃうよね。
いまじゃあ、大御所になってるけど、この頃は、そんなでもなかったろうし。
何がどう転んでいくかって、だれにもわからないけど、でも、一度は味わってみたいもんですな。
平々凡々に生きてる人からみたら、ね。
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