カッコイイー!
なんて素敵なタイトルなんだろう!
「たかがロックンロール、だけどそいつが大好きなんだ」
他の人からどんなにガラクタに見えたって、
自分にとってみたらすごく大事な宝物っていうのは、誰にでも一つや二つはあるはずだよね。
もし、そんなの無いっていう人がいたら
きっと、他人の価値観に振り回される
かわいそうな人に違いないよ。
そんな宝物がロックンロールなんだよ、彼らにとって見たら。
それを、堂々と言ってのけて、しかも、かっこいい曲にのっけてシャウトしてるんだからいいよねー。
うらやましいよな~。
自分の宝物がほかの人たちにも支持されるなんてね。
大概、こんな詩の時は、少々ひねくれた表現になってしまうんだけどね。
中原中也の「海で拾ったボタン」とかも同じなんだけど、
人に理解してもらえない自分の宝物っていう
ちょっと悲しい気持ちを表す詩が多いよね。
ストーンズの場合、それがどしたの?ってな調子なんだから
ホント、いかしてるよ!
ボブ・マーレーを聴くと安心するよ。
自分と似たような感覚を持った人もいるんだなって。
こんな風に描くと、天国のボブは怒り出しちゃうかもしれないけどね・・・
でも、音楽を聴いて、すぐに絵が思い浮かぶのはボブ・マーレーなんだよね~。
ブルース・リーが「考えるな、感じろ」って言ったように、
彼の曲を聴くと、頭で考える前に感じちゃってるんだろうなあ。
自分でもよくわからないんだよね。
もちろん、他のバンドの曲でも好きなのはたくさんあるし、絵が描きたくなる曲はたくさんあるよ。
でも、ボブ・マーレーの場合、どんな曲でも
どんどんイメージが湧いてきちゃうんだ。
これって、やっぱり、ボクとボブとは感覚のどこかでシンクロしちゃってるような気がするんだけどね・・・
(自分で言うのもなんだけど、思い上がりもはなはだしいね。
彼のファンに怒られちゃうな、これじゃ。)
とにかく、彼の苦しみや、願いがひしひしと感じられちゃう。
彼の表現力がとてつもなく凄まじいのかもね。
みんな!スライ&ザ・ファミリーストーンって知ってるかい?
彼らに対して、よく言われる解説が
「黒人音楽と白人音楽を初めて融合させたバンド」
って言うフレーズなんだけどさ、
ボクから言わせりゃあ、そんなことは、ビートルズから始まるロックバンド達がみんなトライしてきてるんだよね。
では彼らがどうして「初めて」っていわれるのか?
それは、スライが黒人だからなんだよね。
それまで、黒人は白人から大いなる差別を受けてきて
ようやく、自分たちの自由や権利を主張できるようになってきたんだ。
だから、差別を受けてきた反動で
「黒人は白人よりも素晴らしい!優秀だ!」
っていうやけに肩に力が入ったフレーズが黒人の間に溢れてたんだ。
そこに登場したのがスライで、
彼は、「黒人も白人も仲良くして、純粋に音楽を楽しもうよ」って言ってのけた!
んで、黒人主導で白人音楽との融合を図ったんだ。
音楽もさることながら、詩の内容もいかしてて、
別の曲では、
「クロンボって呼ぶなよな、シロンボ」(Don't Call Me Nigger,Whity)
「シロンボって呼ぶんじゃねえ、クロンボ」(Don' Call Me Whity,Nigger)
なんていう、皮肉なフレーズを繰り返す曲もあるし、
もう、サイコーに
野蛮人魂があふれてるよ。
この曲もそのうち、Tシャツに描こうと思ってるから楽しみにしててね~。
ボクの中ではジョンは特別だ。
なんてったって、ボクを音楽の世界に引きずり込んだ張本人だからね!
彼の歌声が無ければ、他のすばらしいミュージシャン達に出会えてなかったかもしれない。
ただ、彼の死が出会いのきっかけになっちゃったのが皮肉だね・・・
彼が死んだっていうニュースがNHKニュースで流れて
(それまでバンドマンの死を伝えるNHKニュースを見たことがなかった)
どんなヒトなんだろう?って興味が湧いたのが最初なんだ。
それで、ラジオの追悼番組で彼のシャウトを聴いて
背筋に鳥肌が立つほど痺れちゃったんだ。
彼の不安定なボーカルがすごく新鮮で、
これこそ、ボクが探してた物だって確信したね。
もちろん、他のメンバー(ポールやジョージにリンゴ)もいいんだけど
ジョンは別格なんだ。
野蛮人が叫んでる感じ。
野蛮人が愛をささやいてる。
野蛮人がみんな仲良くしてほしいって願ってる。
とにかく何のてらいも無く、自分の思いを素直に表現してる気がする稀有な野蛮人だね。
yabanjin-soul の神様だよ!