yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

ストーンズ「ノー・エクスペクテイションズ」

2007年06月30日 | アートイラスト

No_expectations 今回は、ストーンズが自分たちのスタイルを確立したアルバム「ベガーズ・バンケット」に収められてる作品をモチーフに。

「俺を駅まで連れてって、
んで、列車に乗せてくれ。
もう、この場所には何の希望もなくなっちまったよ・・・

俺たちの愛は、石に弾ける水のように、
聞こえると同時に消えてなくなる音楽のように、はかない夢だったよ・・・

だから、空港に連れてっておくれ。んで、飛行機に乗せてほしいんだ。
ここには、失望しか残っちゃいないんだ・・・」

なんだか、とても切ないね・・・

失恋したことない人なんて一人もいないだろうから、この歌詞に共感する人は多いだろうなあ。

ミックにしては珍しく、言葉数も少ないし、シンプルな淡々とした表現で、
なかなかに味わいのある詩だよね。

おまけに、ブライアン・ジョーンズのスライドギターがまた泣かせるよ。

ゴダールの「ワン・プラス・ワン」の、「悪魔を憐れむ歌」のレコーディングシーンでの、ボーっとして演奏する気力もなくなった感じになってる彼が、ちょっと信じられないくらいだね。

ストーンズってこんな感じの詩の内容が少ないから、たまにあると、とてもしみじみしちゃって、たまんないね。

これもきっとストーンズマジックなんだろうなあ・・・

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「時計じかけのオレンジ」第2弾!

2007年06月27日 | 手描きTシャツ

Clockwork_orange2 今回はキューブリック監督の不朽の名作の第2弾でございます。

前回は、主人公の悪行を描いてみたんだけど、今回は人格改造された主人公が、釈放はされたんだけどそれまでの悪行のために帰る場所もなく、

一緒にツルんでた仲間にもひどい仕打ちを受け、ほうほうの体で逃げ込んだ所が、

例の襲撃した家で、襲撃され半身不随になった家主からご馳走をされるシーンを描いてみたよ。

つい、お風呂で「雨に歌えば」を口ずさんじゃって家主にばれた後だから、ピリピリした雰囲気の中の食事になって、

観てる側からすると、「いったいこの後、どうなっちまうんだ?」ってハラハラさせられるシーンです。

ばれてると思ってない主人公が、その雰囲気を察して、料理やワインをほめたりなんかして、なんとか、雰囲気を和らげようとするんだけど、

もちろん、まったくそんなものに乗ってこない家主とそのボディーガード・・・

いやー、そこらへんのホラー映画なんて目じゃないくらいに怖いです。

怖いやら、滑稽でおかしいやら・・・

この頃のキューブリックってホントに冴えてて、まったく予期できない展開の連続で、

ちょっと笑えるシーンあり、サイコ的なシーンありで、画面から目が離せないのであります。

観てない人は、ぜひ一度観ることをお勧めするね!

なお、このTシャツも在庫なしのため、注文制作になっちゃいます。
こんなんばっかで、ホント、スミマセン・・・

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一社会人として一言いいたい!

2007年06月26日 | 国際・政治

こんな内容をこのブログに書き込むつもりはまったくなかったんだけど・・・

今朝の新聞を見て、情けなくなって書き込むことにした。

新聞によると、どうやら社会保険庁は今回の年金の記録消滅問題に関して「全職員に責任がある」として「賞与を自主的に返納すること」を過去の管理職OBを含めて呼びかけるらしい。

まったく、もう・・・・

なに考えてるんだか・・・

この問題はさあ、以前からわかってて、「調査を依頼した人だけ調べます」「領収書がない人は、こちらのミスであろうが、年金は未払いだったことになる」と言って、全記録を調べようとしなかったことに原因があるんじゃないのかね。

もちろん、書き写したときにミスがあったんだろうけど、そのミスがわかった時点で「5年でも10年でもかけて全記録を調べます」って決定すれば、こんな騒ぎになることはなかったんじゃないの?

騒ぎが大きくなってから「1年で調べます」とか、「賞与を・・・」なんて言っても、なんか、その場しのぎをしてるだけっていう感じしかしないもん。

強制的に徴収してんだからさあ、もっと誠意を持って取り組まないとみんなの反感を買うに決まってんじゃん!

誠意ある対応だ、と周りが判断したら、「ミスは誰にでも起こるからしょうがないね」ってみんな思ってくれるよ。

そういう決定をした「お偉方」に責任があるんであって、末端の職員にまで責任を押し付けるなんてね・・・

そういうときに限って「責任はみんなに・・・」なんて、そんなこと考えてるから、ここまで騒ぎが大きくなっちゃうんだよなあ。

彼らの本音は「ミスした奴の責任で、自分たちは関係ない」って思ってるってのがバレバレだっつーの!

結局、返納された賞与も一般会計に入っちゃうから、年金の補充としては使われないらしい。

しかも、「自主的に」だもんね・・・

やってることに、まったく意味がないって事にも気がついてないんだよ!しかも、その対応が「泥縄」なんだから、情けないよね・・・

・・・・・

なんか、税金も、年金も、払いたくなくなっちゃうよねえ・・・

あーあ、・・・・・

モチベーションを下げてくれちゃうよ。

しかし・・・

6月賞与のたった5%~50%なんだけど、ぼくの年収と比べてあまり変わらないのが我ながら情けない・・・

こちとら、すずめの涙みたいなお金でがんばってるんだなあって情けなくも思うし、けど、誇りにも似たものも感じるしで、

ちょっと複雑な気分・・・

とにかく、騒ぎが落ち着いたら、自分の分がどうなってるか調べに行かなくちゃって考える今日この頃です・・・

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ストーンズ「チェリー・オー・ベイビー」

2007年06月24日 | アートイラスト

Cherry_oh_baby 今回のイラストは、正式にロン・ウッドが加入した後の初のアルバム「ブラック&ブルー」に収められてる「チェリー・オー・ベイビー」をモチーフに描いてみましたでごんす。

このアルバムで唯一「ジャガー/リチャーズ」の作品じゃない曲らしく、ジャマイカのエリック・ドナルドソンという人の作品のカバー曲で、

もちろん、ミックの作詞じゃないんで、まったくひねくれた感じのない、まっすぐで、甘いラブソングなんだよね。

「あぁ、チェリー。俺がこんなにキミが好きだなんて、キミは知らないんだろうな。もし、俺のことが信じられないのなら、俺を試してごらん。
君を悲しませたりしやしないさ。
俺のことが好きなら、冷たくしないでおくれ・・・」

うんうん、レゲエってこんなイメージだよね。

南国調のゆるい感じ。

最近の流行の言葉だと「スローライフ」な感じね。

この頃のストーンズは、とにかくレゲエのスタイルを取り入れたかったんだと思うんだよね。他の曲でもレゲエのリズムパターンを試したりしてるし。

でも・・・

ストーンズとレゲエってなんか今ひとつピンとこないなあ。

なんでだろ?

ストーンズって黒人音楽をよく取り入れてて、レゲエを取り上げてても全然おかしくないんだけどね。

う~ん・・・

きっと、ストーンズは「ゆるく」ないんだと思うなあ。

ボブマーレーみたいに、「レゲエ一本で勝負」みたいなら、それはそれで、まったく気にならないんだけどね。

やっぱ、とんがってて、切れ者で、反抗的で、既成概念をぶっこわす調な感じがストーンズな気がするよ。

「わかってて、バカを演じてる」みたいな感じね。

もしくは、一筋縄じゃ決していかない感じ。

きっと、「天然」じゃないイメージがあるから、違和感を覚えるんだろうなあ。

こんなストレートな歌詞と曲調の組み合わせは、ミックとキースからは絶対出てこない気がするね。

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「ニルバーナ」っていうバンド知ってます?

2007年06月21日 | 手描きTシャツ

Vandalism 今回は友人A氏にリクエストされた「ニルバーナ」をモチーフに。

でも正直言って、ゴメンナサイ、1,2曲しか実際のところ知らなくて、

とにかく、ギターボーカルのカート・コバーンが左利きで、人気絶頂の頃、ピストル自殺をして、そのままバンド解散になったっていう、
ワイドショー的な知識しか持ち合わせてなかったのであります。

仕方ないので、どんなのがいいのか具体的に聞いてみた所、友人A氏はかなりのスニーカーフェチで、カートコバーンが履いてた靴をモチーフに、ということだったんで、こんな感じのTシャツになっちゃいました。

vandalismというのも正直、意味不明なのです・・・

こんないい加減な絵でいいのかなあ、と、おそるおそる見せたところ、
とても喜んでくれたのでホッと胸をなでおろした次第でございます。

やっぱ、心臓に悪いんで、きちんと聴いて、良さがわかってから描かなくちゃだめだね。

生き様から垣間見ると、ゴッホ的でもあるし、きちんと聴けばきっといいところもいっぱいあるんだろうけど、ゴッホは大好きなんだが、ニルバーナはなんかいまいち聴く気がしないというか、

それじゃあ引き受けなきゃいいじゃん、と言われればそれまでなんだけど、ヒットした曲はかっこいいし、何で聴こうと思わないのか考えたところ・・・

なんだか、死への世界に引きずり込まれる感じがするんだよね・・・

生き様はゴッホに似てるんだけど、ゴッホの絵は生きる力に溢れてるというか、「生きたい!」って言う気持ちが作品に表れてる感じがして、プラスのエネルギーをもらえる気がするんだけど、

ニルバーナは逆に「死にたい」っていう気持ちが出てるというか、生きるエネルギーを吸い取られる感じがするというか。

聴いてると、「生きたい」っていう気持ちが薄れてくるんじゃないかという、漠然とした不安が頭をもたげてくる予感がするんだよね・・・

もちろん、これは私的な捉え方なんで、好きな人には大変申し訳ないんだけど。

だから、あんまり「ニルバーナ」を聴く気がしないんではないか、
と、考える今日この頃でありんす。

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