今日、NHK-BS2でフェリーニ監督の「道」を放送してたので久しぶりに観た。
この映画は、ボクにとって、初めて洋画を字幕スーパーで観た記念すべき作品。
そのときはたしかNHK教育での放送だったかな。
たしか、小学校高学年か中学生の頃だった。
そのときもすごく感動して
観終わった後は涙をこらえ切れない感じで、
ボクの中では、ずっと「映画ベスト5」に必ず入ってる作品だったんだけど
今回もやっぱり同じ感じ。(と、いうことはまったく成長してないのか?)
ザンパノを演じるアンソニー・クインも素晴らしいし、
ジェルソミーナを演じるジュリエッタ・マシーナもピッタリのはまり役だし、
何といっても、
ニーノ・ロータ作曲の、全編に流れるテーマ音楽がホントに良い。
結局、「ザンパノ」が「ジェルソミーナ」の存在の大事さに気付いたときにはもう彼女は死んじゃってるっていう、限りなく救われないお話なんだけど
「ミリオンダラー・ベイビー」を観終わった後と同じような充足感も感じられる。
不器用な二人の気持ちがようやくひとつになって
ジェルソミーナのすべての苦労が報われたような気がするんだよね。
ホントにこの映画には影響を受けたよ。
この映画の中に
「道端に落ちてるこんな石ころも実は何かの役に立ってるんだ」というセリフに共感して
「どんなものもないよりゃましだ」っていう曲まで作ったぐらいだからね。
「なんじゃそりゃ?」っていうツッコミも聞こえてきそうなんでここらへんでやめときます。(笑)
ま、ボクがお勧めせずとも有名な映画なんで
多分、みんな知ってるとは思うけど
もしまだ観てないって言うヒトがいたら、ぜひ一度観てみてくださいな。
モノクロなんでちょっと観づらいかもしれないけどね。