yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画『エクス・マキナ』

2017年07月30日 | 映画
映画『エクス・マキナ』予告編


なんか映画評を書くのが久しぶりな気がする。
今週レンタルしたのは「エクスマキナ」。

配給会社の宣伝レビューはこんな感じ。
*  *  *
『28日後...』などの脚本家として知られるアレックス・ガーランドが映画初監督を務め、第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したSFスリラー。人間と人工知能が繰り広げる駆け引きを、限られた登場人物と舞台設定や目を引くビジュアルで活写する。美貌の女性型ロボットのエヴァを、『リリーのすべて』でオスカーに輝いたアリシア・ヴィキャンデルが好演。IT企業の社員と社長には、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のドーナル・グリーソンとオスカー・アイザックがふんする。
*  *  *

そうか、この監督さんは「28日後・・・」の脚本も書いた人なんだね~。
でも「28日後・・・」はゾンビ映画という触れ込みだったけど結局ゾンビ映画じゃなかったし、この映画も「SFスリラー」という触れ込みだけど、これも違う気がする。

ときどき映画配給会社ってこういうミスをするよね~。
きちんと内容を確認してるのかな~?と疑問に思うことがときどきある。

*  *  *

んで、この映画。

この映画は「人間らしいとはどういうことか」というものを人工知能のチューリングテストを通じてアプローチした作品であって、決してスリラーじゃないと思うよ。
結局のところ、人間は「自由でなければならない」ということが言いたい映画なんだと思う。

「行動の制限」「与えられる情報の制限」や「プライバシーの剥奪」は人間に対してはやっちゃいけないこと、人権や自由の剥奪に通じるんだということを主張したかったんだと思う。

現在のSNSやネットのプライバシーの駄々洩れに関心のある方、映像処理のすさまじい進化、ノルウェーの大自然に触れたい方には是非お勧めの映画です。(ロケ地はノルウェーのフィヨルドだったとのこと)
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母のこと。

2017年07月29日 | たわごと、ひとりごと
亡き母の話が出たので、ついでにもう少し母のエピソードを。

*  *  *

彼女は、高校時代に友達に誘われキリスト教の教会を訪れたのがきっかけで、そこの絢爛豪華さに心を打たれキリスト教にはまったらしい。

「絢爛豪華な教会」というから、きっとカトリックだと思うんだけど、

ボクが物心つく頃には「エホバの証人」の冊子を定期購読している様子があったり、

プロテスタント系の各種のキリスト教の雑誌があったり、

キリスト教以外にも「創価学会」や真言宗等の各種仏教なんかの人たちとも交流を深めてたりしていた様子があった。

身近な存在ではなかったのでさすがにイスラム教には染まらなかったみたいだけど、

つまり、

彼女はいわゆる強烈な「宗教オタク」だったというわけ。

*  *  *

宗教自体は、確かに教えとしてはそれぞれ良いことを言っているんだけど、

問題なのは、それぞれの宗教団体の維持のために「寄付金」を要求すること。

宗教団体は数々あれど、そこらへんはすべて共通していることが母のおかげで理解できた。

団体になってしまうと、その組織の維持のために金に執着してしまうんだなということが本当によく分かった。

*  *  *

ボクが育った実家は相当な貧農家庭で、「寄付」する余裕なんてなかったのにもかかわらず、母はそういう宗教団体に寄付するものだから、その件で父との喧嘩が絶えなかった。

というか他にも問題がいろいろと山積している家庭だったから「宗教」もそういう問題の一つに過ぎなかったわけだけれど。

*  *  *



ある日、ひどいけがをしたにもかかわらずある宗教の教えの関係で輸血を拒否した母は、結局それが元で糖尿病になってしまい、最後の方には毛細血管が詰まるので失明してしまったり足の指なんかが壊疽したりしたりしてしまって歩けなくなったりしてしまった。

だけど、

そうなっても「宗教」に対する思いはあまり変わらなかったようで、

遠く離れて暮らすボクに「死んだら棺桶に入れてほしい」と、

もう読めなくなった旧約聖書と新約聖書をボクに預けたりした。

彼女にとって、家族の中で唯一その頼みごとを聞いてくれそうだったのがボクだけだったんだろうと思う。

母との約束を守り、彼女の棺桶に頼まれた本をきちんと入れてあげたけど、

宗教団体に対しては今でもあまり良い印象はない。

*  *  *

寄付や信者を広めようとしたり、教義の本を出版するような宗教団体はきっとニセモノにちがいないと感じている。

イエスキリストやブッダ、ムハンマド、孔子、ソクラテス等優れた思想家というのは自分の教義の書物なんか発行したりして金集めなんてしていないからね。

本人たちは、目の前の困難に向き合っている人たちに応じて、

そういう人たちにとって必要な教えを説いて回ったりしただけでお金儲けにつなげようなんてサラサラ思ってなかったんだと思う。

そういう彼らの言葉の数々を忘れないようにと弟子たちがとりまとめたりしているだけで。

何時かしらそれが組織運営につなげていく商売人が絡みだしたというわけなんだと思う。

だから、

目の前の困っている人との対話の中で伝える宗教家・思想家がホンモノなんだという気がしてる。

今現在存在する新興宗教の教祖は例外なく指導者本人が相手の顔も見ずに本を書いたりメッセージを出したりしている。

そういうのはすごく胡散臭い。

教祖を神格化している現代の新興宗教をインチキだと感じているのは、

あてずっぽうなのではなく、こういう実体験を踏まえて感じていることなんだよね。
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女性の胸。

2017年07月28日 | アートイラスト
「あんたにはねえ、オッパイは一切飲ませられんかったんよ~。あんたに飲ますはずのオッパイは全部お兄ちゃんが飲んでしもうたきね~、あんたは粉ミルクで育ったんよ~。」

こういうエピソードを今は亡き母から聞かされていたせいなのか、

実際に口唇期の頃の満たされない思いがトラウマとして残っているせいなのか、

ただ単に変態なだけなのか、

理由は不確かなものがあるけれど、

私の中にある『女性の胸への果てしなく続く憧憬』の存在をここに認めようと思う。

*  *  *

大きければいいというわけでもない。

小さくても、

丸っこくても

ツンと尖っててても、

垂れさがってても、

女性の胸であればそれで十分憧憬に価するのである。


*  *  *


ある女性のイラストレーターさんとの会話で、

是非とも死ぬまでには「女性の胸」をモチーフにしたイラストを完成させたいと思いが強くなった。

彼女は「男性器」や「女性器」をモチーフにイラストを描いてみたいとのこと。

私の中では、「男性」の各パーツにはあまり「美」を感じないというのは以前からわかっていたことだけど、

それがなぜなのかということは考えもしなかった。

そして今回、

彼女との会話をきっかけに改めて考えてみてもやっぱりわからなかった。

「同性だから」という理由以外まったく思いつかない。

でも、これまで当たり前のこととしてあまり意識にも上らなかったこと、

「女性」の各パーツに「美」をすごく感じるということには改めて確信が持てた。



だから、

少しずつでもそういう方向でも模索していこうと考えて、

とりあえず「習作」として取り組んでみた。


今回は「色弱検査」みたいになってしまったけど

いろいろと試行錯誤していこうと考えている今日この頃。
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セミの羽化。

2017年07月27日 | 写真
今日は息子がミンミンゼミの幼虫がウロウロしているのを見つけたらしい。

「羽化したいのかな?」と持ち帰ってきた。

部屋のパキラに留まらせると

さっそく、モソモソよじ登っていく。

葉っぱの先っちょのところにきてじっとしているので

きっとここで羽化をするつもりなんだと思い、

ストレスになるだろうからと知らんぷりしていると

いつの間にか羽化をしていた。



羽がピンと伸びて、なかなかいい感じに仕上がった。

いつも思うんだけど、

こういう姿はホントに神々しく感じるね~。

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誕生日カード。

2017年07月23日 | 手作り作品


これまではずっと息子の誕生日にはオリジナルカードを作ってあげてた。

でも今年は、元妻やそのジジババたちとの会食があったので『まあいいや』とボク個人では何も用意をしてなかった。


もともとボクが育った家でも誕生日を祝う習慣がなかったし、

ボク自身もそういう会に対して楽しかったという思い出も全くないからね~。

ただ誕生日プレゼントだけは用意しようと思い、

何がいいか本人に聞いてたんだけど「イマイチ思いつかない」と。

「閃いたら言ってね~」とだけ伝えておいたんだけど、

おととい、「久しぶりにケーキが食べたい」と言ってきた。


*  *  *


「会食で食べなかったの?」と聞くと、

「中華料理屋だったからデザートは杏仁豆腐だけだった」とのこと。

『もしかしてきちんと祝ってほしかったのかな?』と思い、

早速誕生日ケーキを買ってきた。

んで、

最近ケガで思うような動きができずに悶々と過ごしている部活に対してモチベーションを上げてもらおうと思い、

飛び出す誕生日カードも作成。



これを手にした息子はなんだかすごくうれしそうだった。



「やっぱり祝ってもらいたかったのか~。悪いことしちゃったな。」と何も準備しなかったのを反省した。



そりゃそうだよね~。

ボク自身も祝ってもらえればうれしいもんね~。



期待してないから何もなくてもなんとも思わないだけで。

やっぱりこういうことは手を抜かずにマメにやってあげないといけないよね~と感じた今日この頃。

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