yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

中原中也の詩

2007年12月31日 | 中原中也

Photo 昨日の夜のNHKで

町田康の案内で

中原中也の特集があったんで

それを見た。

久しぶりに中也の詩にふれて

やっぱり、彼の作品はいいなあって思った。

だから、今日は午前中からお風呂に入った後

彼の詩集を開いて

彼の世界に浸ってます。

もう、正月に向けてやることはすべてやったんで

息子と妻はポケモンのカードゲームを横で楽しんでおります。

中也の詩は、どの詩をとってみても

彼の持つ、根源的な孤独感を歌ってるんだが

どうにも、文壇っていうのか、詩壇っていうのか

よくわからんが、

全く評価してないんだね、中也の詩のことを。

ボクが持ってる本には

大岡昇平、小林秀雄、阿部六郎、河上徹太郎等

そうそうたるメンバーが寄書してるんだけど

なんか、本質的なところで

中也のことがあまり好きじゃないのかなってかんじ・・・。

こんなに、あからさまに自分の「孤独感」を表現できてるのは

とてもすごいことなんじゃないかと思うんだが・・・。

確かに、彼の近くで生活してたら

大迷惑だったのかもしれないけど、ね。

ボクなんかは

彼とはぜんぜん違う場所にいて

彼の発信するものに共感すればいいだけだから

OKなのかもしれないけど・・・。

大衆の支持は中也がダントツだよね。

あの生き方とあいまって

ゴッホみたいな感じがするもんね。

まあ、年の最後になって、

彼の純粋な世界に浸って

汚れきってるボクの心が

少しは洗われた気がするよ。

心も体もある程度きれいになって

正月を迎えられそうだよ。

というわけで、

みなさんも、よいお年を!

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ハウス ・ロッカーズ at guppy

2007年12月30日 | 音楽

Guppy 今日は

っても、日付をまたいでるから

昨日になるか。

友人Uがドラムをやってるバンド

「ハウス・ロッカーズ」を

横浜、日の出町の「グッピー」という

ライブハウスに見に行った。

グッピーっていうのは、

ビートルズがデビュー前に演奏してたキャバーンクラブを意識して

生音で演奏する場所を作ろうと始めたロックカフェで

できて、もう36年目になるんだけど

相変わらず、いまも

ボーカル以外はPAアンプは一切使わないんで

バンドの力量が如実に表れる場所なんだ。

友人Uは、ボクと大学時代は同期で

一緒にバンドもやったりしてたんだけど

彼はとても上手いんで

いろんなバンドからお声がかかるみたい。House_rockers1

んで、このハウスロッカーズは

女の人のダブルボーカルで

曲はファンキーだから

まるで「サム&デイブ」の女版みたいな感じで楽しめました。

ほかにも全部で6バンドぐらい出たのかな?

ほとんどがカバーばっかりでオリジナルをやるバンドが少なかったんだけど

その中でも

オーティスレディングの「チェンジ・ゴナ・カム」をやるバンドがあって

Hause_rocers この曲をカバーしてるバンドを

はじめてみたよ。

なかなか勇気があるよね。

でも、いい感じで仕上げてて

とてもかっこよかったなあ。

全体的には

レベルの高い学園祭ってなかんじで

もっと、オリジナルの曲を聴きたかった気がするけど

まあ、お気楽に楽しめたイベントでした。

今日は

昼間は家の大掃除をしたし

とても充実した一日でしたでごんす。

オヤスミナサイ・・・。

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アルバムのクレジットにない曲

2007年12月28日 | アートイラスト

Byebyeian_stewart ストーンズの86年のアルバム「ダーティ・ワーク」の中には

最後にクレジットされてない曲が入ってる。

それは「6番目のストーンズ」って言われたイアン・スチュアートが弾いてるピアノで

「キー・トゥ・ザ・ハイウエイ」っていうんだ。

もともと、デビュー前からストーンズでキーボードを担当してたんだけど

「ルックスが、らしくない」っていうことで

デビュー時にメンバーから外されたらしい。

それでも、レコーディングやツアーにはいつも参加してて

その辺が、「ビートルズになれなかった男」ピート・ベストとはちょっと違うね。

その「イアン」が「ダーティ・ワーク」が仕上がった後

急死してしまい、

アルバム発表する前だったんで

急遽、彼が一人で録音してたこの曲を

追悼の意味を込めて

最後に挿入したらしい。

正式メンバーになれなくて、

それでも黙々と、楽器運びなんかもやってたらしく

とても悔しかったろうし、辛かっただろうなって思うよ。

でも、その姿が

きっと、メンバー間の軋轢なんかの緩衝材にも

なってたんだろうなあって思う。

だって、このアルバムの後、

ミックとキースの仲たがいが表面化し

しばらくストーンズの活動を休止してたくらいだからね。

彼の葬儀のとき、あのミックが大泣きしたらしい。

それぐらいメンバーにすごく人望があったみたいだよ。

実は、

ボクの中でも

ストーンズはここで終わっちゃってるんだよね。

「イアン」のことはよく知らないけど

この後の「スティール・ホイールズ」以降のアルバムの出来が

なんか、イマイチに感じられるんだよなあ・・・。

ミックやキースの気持ちが

ストーンズから離れちゃった気がするというか・・・。

ビートルズのマネージャー「ブライアンエプスタイン」が亡くなった後

ビートルズが解散に向かっていったのと同じように

「イアン」が亡くなった後、

ストーンズも離れ離れになっちゃったんだろうなあって

今は、そう感じてる。

影に隠れてたヒトが

実はとても大切な役割を担ってたんだろうね。

本当に大切なものは

なくなってはじめてわかるっていう典型のような気がするよ。

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ボブ・マーレー「トレンチ・タウン・ロック」

2007年12月27日 | アートイラスト

Trench_town_rock    「音楽についての
    良いことの一つは
    まったく痛みを感じないことだ

    音楽が
    ボクの体を貫いた
    音楽が
    ボクの心を突き抜けた」

ボブマーレーが

自分自身の音楽観を歌ったこの曲を

またしても

替え歌にして

自分たちで演奏したりしてた。

もちろん、学生時代のことだけど

歌詞はこんなかんじ。

    「たったひとつだけが
     ボクに信じられる
     たったひとつだけが
     ボクを勇気付ける

       音楽が世界をひとつにさせるって
       音楽が世界をまあるくさせるって

     たったひとつだけが
     ボクを支えてくれる
     たったひとつだけが
     ボクに教えてくれる

       音楽が世界をひとつにさせるって
       音楽が世界を守ってくれるって

      キミしだいさ
       なんとかなるさ
        きっとやれるさ
         まちがいないさ・・・」

ボブマーレーがトレンチタウンで出会った曲は

きっと、彼を夢中にさせたんだろうね。

それとおんなじように

世界中、どこででも

もちろんこの日本でも

音楽にヒットされた連中がいるよって

伝えたかったんだ。

今でもこの思いは

変わんないなあ。

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ストーンズ「バック・トゥ・ゼロ」

2007年12月26日 | アートイラスト

Back_to_zero今回はストーンズの「バック・トゥ・ゼロ」。

86年に発表されたアルバム「ダーティ・ワーク」に収められた作品で

まあ、その中でも目立たない作品の方だと思うんだけど。

    「俺たちを粉々にふっ飛ばしたい?
    頭をたれて
    懺悔するんだな
    ほら、ふっ飛ばしちまいな

    ゼロに帰るんだ
    無に帰すんだ
    メルトダウンに突き進むがいい
    俺たちの行き着く先だよ」

ストーンズには珍しい、社会性のあるメッセージソングだね。

つまり、原発を含めた原子力の怖さを歌ってるみたい。

日本での原発の安全神話も崩れちゃったしね。

まあ、最初っからそんなもんあったんかいな

とも思うんだが・・・

今も、「クリーンエネルギー」って宣伝してるけど

出たゴミ(使用済み核燃料)の始末さえ

満足に出来ないやつの

どこが「クリーン」なんだろうね。

結局のところ

「臭いものにふた」の精神構造は

変わらないんだなあ。

活断層が近くまであるってわかってたのに

それをごまかしたりして

いったい誰のための原発なの?って思っちゃうよ。

みんなが少しずつ不便な昔に戻る決意が出来れば

何とか原発なしでもやれるんだろうけど

この国のトップ連中が

そんな気概なさそうだもんねえ。

支持率が下がっただけで

急に方針転換しちゃうんだから

はずかしいったらありゃしないよ・・・

でも、

「バック・トゥ・ゼロ」の直訳

「原点にもどる」っていうフレーズは

好きなフレーズの一つなんだけど、ね。

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