yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画『ホドロフスキーのDUNE』

2017年04月30日 | 映画
映画『ホドロフスキーのDUNE』予告編


今週もドキュメンタリ―映画を。

最近、ドキュメンタリー物がマイブームになってるんだよね~。

というわけでタイトルは「ホドロフスキーのDUNE」。

同じ原作で結局ハリウッドはデヴィッドリンチ監督を選んだらしい。

それがショックでそれ以降ホドロフスキーは映画を撮っていないとのこと。

でもこの映画をきっかけに同じプロデューサーで新しく映画を撮ったらしいけどね。

80歳代にもかかわらず若々しいホロドフスキーのしゃべりに圧倒される。

↓以下は売り文句を貼付。

*****************

『エル・トポ』などのアレハンドロ・ホドロフスキー監督の企画で中止となったSF大作について、貴重な資料や証言を交えて当時の裏側を明かすドキュメンタリー。ホドロフスキー監督本人のほかプロデューサーのミシェル・セイドゥーや監督のファンであるという『ドライヴ』などの監督ニコラス・ウィンディング・レフンなどが登場、デヴィッド・リンチが同原作で監督を務めた『砂の惑星』についての感想、また当時作られた美しいストーリーボード集の絵なども挿入する。幻となった『DUNE』をめぐるさまざまな秘話を、パワフルに語り尽くすホドロフスキー監督に引き込まれる。

*****************


「エルトポ」はジョンレノンも気に入って配給権を買ったりしたけど興行的には結局あまりうまくいかなかったらしい映画。

結構エログロ映画という話だからまだ見てないけどね。

この「DUNE」という映画はプレゼンのために絵コンテなどを本にして配給会社に配りまくったので、

いろんな映画関係者が目にして、

確かにその後のスターウォーズやらエイリアンやらブレードランナーやらに影響を与えたのかもしれないけど、

なんだか本人含めた関係者の中では「逃した魚は大きい」みたいになってるような気がしないでもない。

でも、この映画はそういうことが言いたいわけじゃなく、

例え結果は失敗したとしても、全力を出して取り組むことによって全く無駄なことじゃなくなるんだというメッセージなんだと思う。

そういう締め括りかたをしてる。




でも、

個人的には特典映像で本編には使われなかったカットされたインタビューの方が実際のところ面白かったなあ。

生々しい恨みつらみなんかを遠慮なしにホドロフスキーがいろいろしゃべってくれてるからね~。




上記のようなメッセージもいいけど、

芸術家が創作意欲がなくなるときはこういうことが起きたとき、みたいなかんじで、

カットされた部分に焦点を当てた方がさらに面白かったんじゃないかと思うんだよね~。

この特典映像も含め、芸術家の気持ちを知りたい方にはお勧めします
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』

2017年04月29日 | 映画
映画『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』予告編


今週は登山家のドキュメンタリーをレンタルした。
タイトルは「アンナプルナ南壁 7400mの男たち」
あらすじはこんな感じ。

「世界的にも登頂が困難を極めるとして有名なヒマラヤ山脈のアンナプルナ南壁における救出活動を描いた山岳ドキュメンタリー。2008年5月、尾根を横断中に高山病に倒れたスペイン人登山家を救うため同地へ向かった12人の登山家を訪ね、当時の貴重な映像を交えながら世紀の救出劇を振り返る。自らの登山計画を断念してまで参加したウーリー・ステック、カザフスタンの登山家デニス・ウルブコら世界的登山家が語る、命懸けで山と向き合う信念や死生観が胸を打つ。」


生きるということはどういうことなのか?

死を受け入れるということはどういう意味か?

登山家たちの生きざまをまざまざと見せつけてくれる。

登場する実在の登山家たちはみな個性的でとても魅力的だ。

まるで役者が演じてるんじゃないかというぐらいな魅力を感じる。

「事実は小説よりも奇なり」という言葉があるように、

そんじょそこらの映画なんかよりも

こういうドキュメンタリーの方が深い感動を味わえることもある。



まあ、

個人的には、だからと言ってこういう危険な登山しようとは思わないけどね。

せいぜい日帰りで済むようなハイキングに毛の生えた程度ぐらいの登山をしたいな。

人と一緒にいろいろ話をしながらね。

山を知るというよりは登山を通して他者と交わるというような登山。



でも、

これまではそういうのは邪道だと思ってた。

登山好きな友人も「そんなのは邪道だ」と。

でも、

結局、この映画も登山の意味にはそういう意味合いもあるということを教えてくれてる。

派手なアクションもないけど、深い人間ドラマを味わいたい人にはお勧めします
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近また寝不足に・・・。

2017年04月25日 | たわごと、ひとりごと
最近、また慢性的な寝不足が続いてる。

おかげで昼過ぎの時間が猛烈に眠い。

イタリアやスペインなんかは昼寝の時間があると聞いたけど

昔は「昼寝なんて言われてもなかなか眠れないよね~。」なんて思ってたけど

最近は、ぜひとも「昼寝の時間を導入してほしい」と切実に願ってる。(笑)

それくらい眠い。

仕事にならないくらい眠い。

夜更かししなければいいんだろうけど

いろいろ用意を澄ましてたら一気に夜中になっちゃうしね。

仕事から帰ってくる時間もそんなに早くないわけだから、こうなっちゃうのも致し方ないんだけど。




とにかく、

弁当作ったり、

明日の支度したり、

家の中の用事を済ましてたら、

結局、ホッと一息つく時間は日付を跨いじゃってるわけだから寝不足にもなるわな。

朝ごはん作るから、朝の時間は変えられない。

ということは、夜寝る時間をもっと早くすればいいわけなんだけど

なんかそうはならない。

なんでなんだろうね。

とにかく、

ぶっ倒れないように気を付けるしかないね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years」

2017年04月23日 | 映画
「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years」本予告


ビートルズのドキュメンタリー映画「エイト・デイズ・ア・ウィーク」

ビートルズというバンドがものすごく異彩を放っているのは、

もちろんアート性が高かったのが一番だと思うんだけど、

それ以上に他のバンドと明らかに違う点は、

メンバー4人が家族のような結びつきがあったことだと思ってる。



両親に育ててもらえなかったジョン。

14歳で母を乳がんで失くしてしまったポール。

早くに両親が離婚し母親の手ひとつで育てられたリンゴ。

そして最下層の労働者階級で育ったジョージ。




まず、ジョンがバンドを始め、教会でのライブ演奏でポールと出会い、すぐにジョージも参加し、売れない時代を5年ほど過ごす。

相当ひどい状態だったようでメンバーがどんどん辞めていき、

でも、この3人はバンド活動ができない時期でもよく一緒に過ごしてたらしい。

コンテストの類はいいところまで行くんだけどいつも振り落とされるし、

仕事をもらったとしても相当ひどい条件だったり・・・。

ジョージなんかは別のバンドを掛け持ちしたりもしてたらしい。

でも、やっぱりジョンとポールとのバンド活動の方を優先してたとのこと。

どんなにつらくても彼らと一緒に活動しているのが本当に楽しかったんだろうね。

ギター3本という体制が良くないと思ったのか、

ポールがドラムを担当してた時期もあったとのこと。




そうこうするうちに

ドイツのハンブルグでの公演に誘われ、めきめき腕が上達していった。

ここでもやっぱりひどい状況は変わらなかったようで、

風呂もない1部屋にドラマーのピートベスト、ベーシストのスチュアート・サトクリフも含めた5人は宿泊させられていたらしいし、

一日に8時間ぶっ通しで演奏することもざらで、それを乗り切るために薬物にも手を出していたらしい。

女性(ストリッパーたち)とのセックスなんかもこの頃経験したらしく、

ポールやジョージは「世界で一番刺激的な街だった」と回想している。



そういう時代を乗り越え、

ようやくデビューを果たし想像以上の大成功を手にして、ビートルズとしては解散まで8年間活動したけど、

実際はデビュー5年後にはもうすでにメンバーの心はバラバラになっていた・・・。

もちろん仕事としては最後までしっかりとやったみたいだけど、

気持ち的にはもう無理だった様子。



ビートルズの歴史は、

貧乏だけどとても仲が良かった家族が成功を手にすることで少しずつ崩壊していった物語だと感じてる。


こんな一大叙事詩映画のような印象があるバンドはホントに他にはない。

ロン・ハワード監督というハリウッドでも有名な監督が指揮したから、

そういうところも踏まえたそれなりの作品が仕上がると思ったんだけど、

ボクが期待してたものとはちょっと方向性が違ったかな~。



「メンバー間同士の絆」に関してはちょっと触れてるんだけど、

基本的にはあの時代の熱狂を伝えることを第一義にしているような感じだった。

反骨精神があって堂々としていて若者を代表するような存在・・・。

そんなのはもうわかってるし映像は確かに楽しいけど、ビートルズの良さは上手く表現できてないような気がした。

と、いうか、

ボクが思ってる「家族のような結びつきが崩壊していくさま」には全く触れていない。

生存しているメンバーはポールとリンゴしかいないわけだから、

彼らからもっと多くのコメントを取ってほしかったな。





ボクは後追いでビートルズに触れて、いろいろとその当時を調べたからそういう感覚になっているのかもしれないけど

同時代でリアルタイムにファンになった人からしたら、

そんなことはどうでもいいのかもしれないね。(笑)



確かに、

動くビートルズをたくさん見たい方には確かにお勧めできる映画だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京芸大study of babel

2017年04月21日 | 写真
今日は、元同僚だった人たちで散策好きなグループに誘われ東京散策に参加した。

こういう散策自体にあまり興味がなかったんだけど、

誘われて断っていると誰も誘ってくれなくなるし、

やる前から「つまらなそう・・・」と決めつけるのもアレだし、

もしやってみて面白ければラッキーじゃんぐらいの感覚で参加してみた。

東京散策と言っても、日暮里あたりから駒込あたりまでほぼ神社、仏閣を回る感じになった。

そういうモノにそれほど興味もないボクは

とりあえず「古さ」に着目して楽しんだ。

「古いもの、歴史を感じさせるもの」には結構興味があるからね。

後は「人との会話」かな。

相手がしゃべっているのを聞いているだけでなんとなく楽しめる。

何を考えているのかわかってくると結構楽しい。

そうこうしてるうちに、

なんとなく東京芸大のそばを通りかかったら構内で学生たちが制作した「バベルの塔」特集を一般にも無料で公開しているという看板に出会った。

俄然興味が出たので一緒に回っている人たちを説き伏せ鑑賞してみることにした。



入ってみると、

すぐ目の前に2.5mほどの精巧に作られた大きなバベルの塔の模型がど~んと設置されており、中に仕込んである映像が動いているではないか!



これはクオリティが高かった。

ひとりひとりの人間もしっかりと制作されており、

さすが芸大!と思わせられた。



本当に細かい作業でこういうのが心の底から大好き!という気持ちが伝わってくる作品だったね。







もっと奥に行くと

今度はその模型の反対側に回り込む形になっており、

そこは暗室となっていてバベルの塔が作られていくイメージ映像が3分ほど流され、最後に雷が落ちて「どか~ン!」と崩れ去る・・・という趣旨の展開がなされていた。

こちらの方はちょっとイマイチだったかな~。

作られていくと言っても、人がぞろぞろと登っていくようなものだけだったし、

最後の雷も、ただ単に証明がパッと消えて「どど~ん!」と雷の音がするだけだったからね。

どうせなら稲光やバベルの塔が崩れ去るようなイメージ映像ができたらよかったのに…と思った。

まあ、でも

こういう思いもよらぬ発見があるからこういう散策はおもしろいんだろうな。

これからも誘われたらできるだけ参加していこうと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする