昨日の夜8時からのNHK日曜美術館はロートレックを特集してた。
この作家のポスターは結構好きだから観てみた。
今回はその有名なポスターだけじゃなく
その後の娼婦達を描いた作品にスポットを当てていたんで興味深く観てたんだが、
途中に出てきたグラビア写真家(名前は忘れた)のロートレック評に不満を持った。
アイドルのグラビアを主に撮ってる彼は
「ロートレックは娼婦達の日常を冷徹な目で描いてるように感じる」と言い、
「こんなに非情になれるのかとさえ思った」らしい。
どうやら彼の目で見たらあまりにも「醜く」描かれているらしいのだが、
ちょっと待ってくれよ・・・と言いたい。
そりゃアンタはキレイなところばっかり撮って、それが「美だ!」なんて思ってるんだろうが
実はそれだけが美じゃないはずだよね。
ロートレックはそういう表向きとは違う裏の姿が本当の人間らしさなんだって思ってたんじゃなかろうかって気がする。
日曜美術館の人たちも言ってたけど
あえて「醜い」というか「人間らしさ」を描いてたんじゃないのかな。
んでそれが美なんだと感じてたんだと思うよ。
「冷徹」なんてありえないね。
写真を撮るよりも絵を描くってのは時間がかかるし、
その分、対象物に愛情がないと描けないもんなんだよ。
ボクにはそのロートレックの絵からはすごく愛情を感じたけどね。
彼が撮ってるグラビアの写真もTVで紹介されてたけど
鼻のラインや顔の輪郭なんかもボカシ気味で
それはそれはカワイクは撮れてたけどボクからしたらまるっきり魅力がない写真だったな。
見かけだけの中身のないそんなグラビア写真よりもロートレックの絵のほうが何倍も魅力的な女の人に見えたけどね。
よくNHKもこんなひとのコメントを引っ張り出してきたなあって不思議に思っちゃったな。
あ、ゴメン。
この絵と本文はまったく関係ありませんのであしからずご了承くださいませ。(笑)