いつも通ってるレンタルビデオ屋さんにビートルズのアニメ「イエローサブマリン」が置いてあるのは以前から知ってはいた。
が、イマイチ期待度が低かったんで今まで一度も観たことはなかった。
あらすじとしては「海の底にある楽園が悪者におびやかされ、ビートルズがLOVEのちからでそれを救う」というもの。
これじゃあ、ね・・・。
なかなか手を出しづらいというもんですよ。
よっぽど「ビートルズのすべてを知りたい!」っていうマニアでもないかぎりね。
こちらとしては、別にビートルズに正義の味方を期待してるわけでもないし・・・。
しかし、まあここのところマイブームがビートルズになってるもんだから
ちょっと借りてみることにした。
んで、観た感想なんだけど・・・、
アニメーションを観てる分にはまあ、おもしろい、かな。
あと、ちょこちょこっとしたキャラクターが興味を引いた。
例えば何でもかんでも吸い込んでしまう「バキューム」とか、似非批評家を表したという「ジェレミー」とか。
全体的に現代社会を皮肉った雰囲気だから、気持ちをラクにして観賞するのが良さそうな作品だった。
個人的にはメイキングがおもしろかったな。
ジョンレノンが登場するとき怪物フランケンシュタインがジョンに変身するという、どういう意味なのかよくわからないシーンがあったんだが
その理由は「生まれながらの創造主だから」らしい。
ジョージはインド音楽が流れる中、瞑想しながらの登場だし、
ポールは「現代のモーツァルトで大スター」という登場の仕方。
リンゴはこのお話の主人公。
その当時のそれぞれのメンバーのイメージというか受け止められ方がわかっておもしろい。
ポールはビートルズのポップスターの部分をになってて、ジョンは相当な変人だと思われてたようすだ。(だってヒトを超えた存在として描かれてるからね)
他のメンバーはそれぞれ特徴をデフォルメしてるもののとりあえずはそれなりに描かれてはいるんだが
ジョンなんかは単なるメガネをかけたオッサン的なイラスト。(笑)
まあ、とにかく
「YES」や「LOVE」がキーワードになってて、そこらへんはジョンの意向が強く反映されてるんだろうな。
ヨーコに惹かれたのも彼女の作品の中にあった「YES」の文字だったらしいしね。
最後、ビートルズが実写で現れて「みなさんご一緒に」という意味のいろんな国の言葉が登場するんだが、その最後が日本語、英語という流れ。
ボクの勝手な想像としては
これもヨーコが日本人だということを意識してジョンが順番を決めるときに意見を出したんじゃないかって思うし、
彼らの会社名の「アップル」も日本語でリンゴはアップルの意味というのをヨーコに教えてもらったからなんじゃないかって思うんだが
ホントにこれは勝手な想像だから違う可能性は高い。
でもまあ少なくとも、そう思ってもおかしくないくらいにジョンはヨーコに心酔してたんじゃないかって思うよ。
映画の出来としてはどうなんだろうね。
ビートルズに興味のある人はどうぞ、という感じかな。
←ブログランキングです。一日一回応援ポチをヨロシク。