「前にも言ったはずだ
オレのドアから出て行け
オレにそいつをよこすなよ
電話のベルも
オレを一人にさせてくれない
さあ、オレにまとわりつくな
オレは悟ったんだ!
お前はオレにみせてくれた
お前が何かをして上げれる世界は
ありゃしないってさ
イエスは空から降りてきやしない
オレには泣くことぐらいしかできない
そういうことが
ようやくわかったんだ!
この、「ジョンの魂」に入ってる曲はどれも辛らつだよね。
自分の思いを直球ど真ん中で表現してるから
「重たすぎて聴けないよ~」っていう気持ちもわかる気がするよ。
でも、ね、
やっぱり、人間って
いい顔ばっかりしてられないしさ、
「ラブ&ピース」っていうのも
こういうドロドロした気持ちを乗り越えてこそ
説得力が出てくるんじゃないんかなあって気がするんだ。
「お前らはアレを持って
そこらに座ってるが
そいつはけっしてお前さん方を
一人前にはしやしない
パパやママの話を聞いたが
彼らはオレをスターにしようなんて
これっぽっちも望んじゃいなかったんだ
オレはわかっちまったんだ!
ハレ・クリシュナは結局は
お前さんを気狂いにするだけだぜ
どんなに空に向かってお祈りしたって
なんでも見通せる奴なんて
この世にいやしないんだ!
オレは見抜いちまったんだ!
ジャンキーと宗教は結局はおんなじこと
つまり、イエスもパウロもジャンキーなのさ
薬やコカインでヤク漬けにして
ただ、痛みを感じなくさせてるだけなんだよ
オレはようやくわかったんだ!」
いや~、言いたい放題ですな。
このころ、ジョンは
好きな女の人の(つまりヨーコ)悪口を聞かされたり
ビートルズの解散もあって
精神的にも相当病んでたらしく
精神カウンセリングにも通ってたらしいよ。
んで、カウンセラーさんに
「自分の気持ちを正直に吐き出しなさい」って言われて
作ったアルバムらしいから
言いたい放題になるのも当たり前っちゃあ当たり前だよね。
でも、ここまで吐き出してるからこそ
彼の「ラブ&ピース」ってのも
素直に聴けるような気がするんだよなあ・・・
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