昨日になるんだけど
日曜美術館の「アウトサイダーアート」を観た。
「アウトサイダーアート」なんて
ボクは初めて聞いたんだけど
意味は
「正式な美術を学んでない人の作品」ということらしい。
うん?
いままで、作者が正式な美術を学んでたかどうかなんて
まったく意識してなかったもんだから
この定義にはすごく違和感を感じるんだけど・・・。
と、まあ、そんな風に感じながら番組を観てると
いや~、ぶったまげました。
すごいですな、「アウトサイダーアート」は。
とにかく、彼ら自身の「自分」が
その作品の中にあふれ出しておりました。
いろんな作家がいるんだけど(名前を覚えてなくてゴメンナサイ・・・)
それぞれ、自分の世界観を
これでもかっていうくらい表現してましたわ。
おかげさまで、すごく元気をいただきましたです。
んで、そのあと、
「アートシーン」っていうコーナーで
今度はプロの現代美術家(これも名前を忘れちゃった・・・)の
作品も紹介してたんだけど
かわいそうに
「アウトサイダー」のあとだから、なおさら色あせちゃって見えちゃったんだよね。
もちろん彼のほうが洗練されてるというか
まあ、たしかに「現代美術」で、作品の意図も説明してて
高尚な製作意図ではあるんだけど、
な~んか、しょぼく感じちゃったというか
頭でっかちな感じというか
とにかく、何を表現したいのかよくわからんっ、
作者の気持ちが全く表現できてないっていう感じがするくらい
「アウトサイダーアート」には
目を見張るものがありましたな。
野蛮人な匂いがプンプンしてて、もう釘付けになっちゃいましたよ。
定義で言うと
ボクも「アウトサイダー」なんだけど
もっと、もっと精進して
「自分」を出し切らねばっ。
てなかんじです。
初心、忘れるべからず!ですなあ。
障害者のアート作品のことなんだって。
山下清の貼り絵なんかもそうだけど
彼らの作品には
何か独特の魅力があるよね。
でも・・・
「正規の美術を学んでない」ってどういうつもりなんだろう・・・。
そんなこと言い出したら
ゴッホだってそうだし・・・。
なんか、学歴と美術はちょっと違う次元じゃないのかなあって気がするよ。
http://www.planetcomics.jp/index.php?itemid=851
作者は正規の美術教育を受けているのでアウトサイダーではないのですが、「描くこと」へ注いでいるエネルギーと絵の荒々しさが(それでいて、うまいんですけれども)アウトサイダーアートを連想させます。
でも、ボク個人的には
正式な美術教育を受けてるか、受けてないかで
分けたくないんですよね~。
エレンさんが素直に感じてるように
絵から作者の思いがどれだけ伝わってくるか
それだけで判断したいんですよね。
それが一番だと思いますよ!