ふかふか煙突煙吐いて、
赤い火の粉も刎ね上る。
今夜み空はまっ暗で、
暗い空から降る雪は・・・・・
ほんに別れたあのをんな、
いまごろどうしているのやら。
ほんにわかれたあのをんな、
いまに帰ってくるのやら
徐かに私は酒のんで
悔と悔とに身もそぞろ。
しづかにしづかに酒のんで
いとしおもひにそそらるる・・・・・
ホテルの屋根に降る雪は
過ぎしその手か、囁きか
ふかふか煙突煙吐いて
赤い火の粉も刎ね上る。」
今回も、中原中也の「山羊の歌」に収録されてる
「雪の宵」をモチーフに。
大学時代に
この詩に
勝手に曲をつけて、演奏したりしてた、思い出の詩なんだよね。
中也の詩は、ホントに曲をイメージしやすくって
まあ、それがどのヒトにも当てはまるわけじゃないから
「こんな曲かあ?」って思っちゃうかもしれないけど、
こればっかりはね、
しょうがありません。
こんな感じのイラストもそうかもしれないけど、ね。
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