
林の中を通る小道では、コスミレの花と出会うことができました。
花色には濃淡があるそうですが、これも菫色というのでしょうか。

この距の中には雄蕊の一部が入り込み、蜜をためているそうです。その蜜を吸いに来たハナバチの仲間が、花粉を媒介し受粉します。

有毛のものもあるのですが、東日本ではこの無毛のタイプが多いそうです。
スミレの仲間は大体閉鎖花を付けます。
この閉鎖花の結実率はほぼ100%で、こうして花を咲かせているものよりも、桁違いに高いそうです。
生き残るための工夫が、色々とあるのですね。
3月下旬 横浜市内にて