
カキドオシ[垣通し](シソ科)
林から流れ出る小川沿いを歩いていたら、桜の花びらがたくさん水面に踊っていました。その様子を近くで見ようと思い近づいて行くと、流れを囲むようにカキドオシの花が咲き乱れていたのです。散った桜の花びらを下にして、私のほうがきれいでしょと言わんばかりに咲いているようです。

キランソウ[金瘡小草](シソ科)
日当たりのよい林際を歩いていると、キランソウの花が地面一杯に葉を広げて、花をたくさん咲かせていました。
ジゴクノカマノフタという別名がありますが、まさに地面に蓋をしているようですね。
キランソウもカキドオシも昔は薬草として使われていたものです。昔の人は、どのようにして植物の薬効を知ったのか、本当に不思議です。
2010年のカキドオシとキランソウ

ヒメウズ[姫烏頭](キンポウゲ科)
今年は花の咲き初めを見ることができなかったヒメウズ。まだ花も咲いていましたが、既に果実もつけていました。いつ見てもこの実の形は面白いです。こんな小さなかわいい花からできるとは思えません。どこか不釣合いな感じがします。でも、私の心をひきつけて離さない植物のひとつです。
この季節は、足元にも可愛い花がたくさん咲いています。でも、頭の上も観察しないといけません。上を向いたり下を見たり、落ち着きのない人のように見られてしまいそうです。
4月中旬 横浜市内にて
とくにキランソウは、ちょっと離れて色を楽しむのがよいようです。
キランソウ、仰るようにあの姿を撮るのは難しいです。
カキドオシも生える姿を撮ろうとしても上手くいきません。
目で見て楽しむのが一番いいようですね。
わりと背を伸ばしていたので、ついつい座り込んで、撮ってしまいました。
のぞき込むのはやめました(笑)
今日はいい天気でしたよね。
ムラサキサギゴケ、これもしゃがみ込まないと撮り辛いですね。
ちょっと離れて楽しんできたのですね~。
大きな花もいいですが、地面の小さな花も親しみが持てます。ヒメウズも好きな花です。撮影には毎年失敗しますが。
八重桜、子供の頃住んでいた家にも植えてありました。少し遅れて咲くこの花は、小さな頃から好きでした。
そんな桜と同じくらい、足元の花たちも素敵ですよね。