自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

ヒラヒラと・・・

2020-06-11 19:18:00 | お散歩
アカボシゴマダラ[赤星胡麻斑](タテハチョウ科)
林縁で、白っぽい蝶が何頭もフラフラと飛んでいました。
その中で1頭が目の前の葉にとまりました。
これはアカボシゴマダラの白化した春型の成虫のようです。

黄色い口吻を伸ばしたり、丸めたりしていましたが、カメラを向けた時は丸めたままでした。
この日は別の林でも、バタバタと翅を動かしては、すぐ近くの葉にとまる個体を観察しました。羽化したばかりなのですかね。
この辺りのアカボシゴマダラは、在来種とは異なり、中国原産亜種だそうです。1998年に神奈川県藤沢市で確認されて以来、分布域は拡大し、2004年には藤沢市、横浜市、鎌倉市、逗子市、葉山町、綾瀬市、大和市、茅ヶ崎市で確認されています。この蝶の侵入、定着は人為的な放蝶行為によるものだそうです。

6月上旬 横浜市内にて

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9 コメント

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Unknown (地理佐渡..)
2020-06-12 06:43:50
おはようございます。

外来種のチョウが定着しているなんて
初めて聞きました。まさかという感じ
です。魚やカメとか、動物ならありそ
うですけどねぇ。悪い影響が出ないと
良いのですが。

チョウを見る分にはよいのですけど..

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Unknown (hiro-photo)
2020-06-12 20:02:56
こんばんは。
珍しい蝶ですね、樹液を吸う蝶でしょうか。
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Unknown (ディック)
2020-06-12 20:22:13
へぇー、横浜でも在来種でなければ見られる可能性が高いチョウなのですね。
>人為的な放蝶行為
生態系を乱すようなことはやめてほしいですね。
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Unknown (YAKUMA)
2020-06-12 23:09:17
地理佐渡..さん
ブラックバスやアライグマなどはよく知られていますが、このチョウも愛好家によるゲリラ放蝶されたものと言われています。
幼虫の食草、エノキと競合する在来種への影響が心配されています。
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Unknown (YAKUMA)
2020-06-12 23:12:27
hiro-photoさん
樹液の他に花の蜜や腐った果実などを吸うそうです。
残念なことですが、この辺りでは比較的見かけるチョウになります。
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Unknown (YAKUMA)
2020-06-12 23:14:09
ディックさん
生態系を乱す行為をなぜするのでしょうね。
影響は計り知れないですね。
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Unknown (安川 憲)
2020-06-13 08:03:20
特定外来生物に指定されていますね。子供が採集して博物館に持ち込まれ、目の前で処分することが出来ず預かって、子供が帰ってから処分しているそうですよ。
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Unknown (安川 憲)
2020-06-13 08:09:14
私の散歩道では、そろそろ春型は終わりですね。来月末に夏型が出てきます。昨年は筑波山で2度見かけました。エノキが食草なので、オオムラサキ・ゴマダラチョウ・テングチョウと競合しています。今のところ、本邦産は奄美諸島に生息のため、交雑の心配は無さそうです。中国産の生殖能力は高いですが、本邦産は低いので分布域が重なれば一たまりもないでしょう。
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Unknown (YAKUMA)
2020-06-14 18:16:13
安川憲さん
コメントありがとうございます。
固有種との交雑が起きないことを祈るしかないのでしょうね。
それにしてもひどいことをする人がいるものですね。
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