自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

春の気配・・・

2006-02-17 23:06:00 | お散歩
昨日今日と春とはまだ名ばかりの日々が続きますが、
春を告げる道端の草が花を咲かせていました。



オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)です。
この、小さなルリ色の花を沢山咲かせている姿を道端で見かけたことのある人も多いことでしょう。今ではごく一般的に見かけますが、明治20年ころにはまだ珍しい草だったようです。しかし、大正の頃には、全国へ急速に拡がっていったという帰化植物です。
この可憐な花は1日花で、朝咲いて夜には落ちてしまうそうです。
また「イヌ」がつく植物ですが、その由来は何でしょう?
忙しい日々の中でも、一度足を止め、道端でこの小さな花を観察してみてはいかがでしょうか。

2月上旬 横浜市内にて
フグリとは陰嚢のことだそうです。この草の小さな実の形が、犬の陰嚢に似ているからイヌノフグリ・・・・・大きな犬の陰嚢と言う意味になります。昔の人はよくこんな名前を思いついたものですね。

オオイヌノフグリの実
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続 開花前

2006-02-16 22:21:00 | お散歩
こちらも、開花準備中の植物です。



キブシ(キブシ科)です。
またわかりづらい写真になってしまいました。ぶら下がっているように見えるのが花芽です。葉が開出する前に、薄黄色の小さな花をブドウの房のように咲かせます。横浜辺りでは3月の終わり頃から見ることができるのではないでしょうか。相鉄線の三ツ境駅から若葉台団地方面へ向かう野境街道沿いにいくつか見ることができます。
まだ緑の少ないこの時期に、可憐な花が目を楽しませてくれることでしょう。
きっと一目で見分けることができますよ。

2月上旬 横浜市内にて

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開花前

2006-02-15 21:47:00 | お散歩
ネコヤナギ(ヤナギ科)の花芽もありました。



この木は、浜っ子のカワセミのいる川べりに生えています。
1週間くらい前の写真なので、今はもう少し成長しているかもしれません。
フカフカして気持ちよさそうですね。
ちょっとした川沿いに生育していますので、散歩ついでに見つけてみてはどうでしょう。

2月上旬 横浜市内にて
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春を待つ・・・2

2006-02-14 23:05:00 | お散歩
今日は、横浜でも4月並の気温でしたが、この時期春を待っているのは人間だけではありません。



これはハナミズキ(ミズキ科)の花芽です。
公園や街路樹としてまた庭木としてもよく植えられています。
アメリカにヨメイヨシノを送ったお礼として送られた木としても有名です。
葉よりか先に花を咲けせるところはソメイヨシノと同じです。
まだ硬く蕾を閉じていますが、春が近づくにつれてほころんできます。
春待ち遠しいというところでしょうか・・・・・

2月上旬 大和市内にて
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こちらは食せる

2006-02-13 09:55:00 | お散歩
こちらが、ビワ(バラ科)です。



今はまだ、花の時期です。毛が密生しているので華やかさはありませんが、
よく見るとかわいい花です。
実が熟すのは、梅雨前の5~6月頃になります。
前に載せたイヌビワの「イヌ」は、よく植物の名前に使われますが、
「イヌ」のつかない植物に比べ、「役に立たない」という意味があります。
他にも、「否」という意味で、「イヌ」と言うそうです。
実を食べた後、種を庭などに捨てておくとよく芽生えてきますよ。
ひとつ育ててみてはいかがですか。

2月上旬 横浜市内にて
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