自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

お百度石とたんぽぽ

2006-03-11 15:14:33 | Weblog
梅が満開の今日、なんとなく目がかゆい。
杉花粉が少ない予報は出ているがやはり最盛期、
1c㎥に50個以上が存在するから身体が花粉保持許容量を越えて
ついにアレルギー反応を示し始めたのだろうか。
昔はこんな時家族を思う母親はお百度参りをして早く治れと祈願した。
良く見るとすぐ近くにお百度を踏んだ石が立っている。



この木はもうすぐ花粉を振りまくだろう。そのとき眼は、鼻は・・・



この石は大正時代の製作だから約90年前のものだ。
かなりの年月、誰もこんな祈願をした形跡は無いがこのような遺跡が残っているのだから機会があったら祈願したい。


今も春はどんどん進んでいる。
石塀の外ではタンポポが一輪黄色を見せている。
昔タンポポのコーヒーモドキを飲んだ事があるがまずくはなかった。
今日の山菜勉強はタンポポに決めた。



タンポポ
現在の日本では在来品種約20種は急速に個体数を減らし、昔、平家の落武者が山間の里に隠れて暮らしたようにひっそり咲くという。
何故かと言えば西洋種、西洋タンポポが交雑を繰り返しながら日本在来種を駆逐している。だが、薬効は日本種も西洋種も変わらない。
生薬名 蒲公英(花が開花する寸前に根を掘り取り、日干しにしたもの)
薬効
  胃腸の弱い人の健胃腸薬 乳がでにくい人の薬 乳房の腫れ むくみとり
  肝炎 腫れ物に良い
食べ方であるが
  葉は湯がいてさらして、サラダ、和え物、炒め物
  花は酢の物、天麩羅が美味
  根はきんぴら、かきあげ、そして日干しにして粉にして飲み物として飲む。
  コーヒー色をして苦味もあり癖になる人もいるみたいです。