自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

薬草研究5

2009-08-25 18:42:17 | Weblog
 ツクツクホウシと鳴く蝉もカネカネカネと鳴く蝉も
秋が近づきそろそろひぐらし生活を始めた見たい。



総選挙も最後の追い込みをかけているこの時期
家はパラパラあるものの、人通りが少ない道路を街宣車がはしる。
おや、10分もすると折り返し又同じ車が通りウグイスが鳴く。
おいおい、もう少し段取り良くしないと
マスコミが予想しているような結果が待っているよ。

今日は久しぶりの薬草教室。

無花果



5000年前から人と付き合いをしているイチジク
アダムとイブはリンゴの実を食べた時に自分たちが裸であることを知り
イチジクの葉で恥ずかしい部分を隠したという。
昔はこのイチジクの生葉でウジ虫を殺したらしい。
又葉や果実を干したものは痔に効く薬効成分がある。
小さい頃の記憶ではイチジク印は浣腸のような気がするが!
いずれにしても下ネタでは活躍する木のようだ。

エビスグサ



この種子の生薬名が決明子という。
いわれを調べると便秘にちなんだところが源らしい。
肩コリや頭痛そして目もかすむほどの症状を見せる便秘に
この種子を焙じて、半量になるまで煎じて飲むとだんだん通じが良くなる。
目が良く見える、明を決する種子と言うことで決明子となった。
薬局でははぶ草として販売している。
薬効ははぶ草も決明子もほとんど変わらない。
なぜエビスグサかと言うと
はぶ草は収獲量がエビスグサより大幅に少ない。
ここでも経済効果と言うか損得でエビスグサが勝利した。

桔梗


万葉集で山上憶良が読んだ秋の七草のアサガオの花は
各時代でムクゲだとか桔梗だとかで議論されたようだが
今では桔梗で落ち付いている。
痰を切り咳止めに桔梗の根を秋に掘り洗って
日干しにしたものを使うが素人は使わないほうが良い。
それより春の若葉を茹でて水によくさらしてあえ物などで食べるのが通の世界とか!

ゲンノショウコ



昔、下痢をしたらこの全草を煎じて飲むとたちまち効果を表したから
「現に証拠」がすぐ出たと言うことでゲンノショウコと名がついたらしい。
別名医者泣かせと呼ぶ地方もあるようだ。
この草の主成分がお茶等に含まれるタンニンで含む量が多いから
収れん作用や消炎作用で渋り腹を沈めて下痢を止める。
但最近、細菌性の下痢には効かないことが分かった。
不思議と言えばこの花
関西ではピンク色、関東では白色が多い。

なすび


「秋ナスは嫁に食わすな」
この話をするとあれから40年、あんた聞いてるの次によく受ける。
本来はお嫁さんの体をいたわり、孫の顔を早く見たいから使われた言葉だ。
秋ナスは種が少ないから迷信で食べると子宝に恵まれないと言う。
又体を冷やす効果は妊婦には毒だし
アクが強いから多く食べると腹痛を起こすから
こんな事の戒めで出来た言葉だが現実には秋ナスは美味しい。
しかし意地悪姑の本音は嫁いびりがしたいから使ったと思える。

今日の締めもホタルの幼虫
堂々川ホタレンジャーと育てる幼虫は



中央とその左下いるが大きさがずいぶん違う。
見る視る館に留学している幼虫は
冷暖房完備の展示室でVIP待遇
先日の日曜には韓国の人達とも面談しているそうだ。



堂々川が世界に羽ばたきだした。
3年前には神辺町のかなりの人が堂々川ってどこにあるのと言っていたのに!